履修条件 |
特にありません。シラバスの以下の記述を読んで、積極的に参加できそうだと思った人はぜひどうぞ。 |
授業の目的 |
コアセミナーの共通目標は、以下の通りです。 (1)情報の集め方について学ぶこと (2)情報の分析の仕方について学ぶこと (3)議論の方法について学ぶこと (4)自分の意見を説得的に文章にまとめる技術について学ぶこと
このゼミ固有の目的は、以下の通りです。
(1) 社会に発生するさまざまな紛争の種類や実態を学ぶ。 たとえば、交通事故、医療事故、多重債務、暴行事件、バイト代不払い、欠陥商品、隣の家のピアノがうるさいなど、社会にはさまざまなトラブルがあります。それらのトラブルの実態を調査します。
(2) 紛争を法的に考えるとはどういうことかを学ぶ。 上記のトラブルを法的に観察し、法的にアプローチする方法を学びます。このゼミでは、特に民事法の観点、つまり市民同士がどんな法律関係にあるか(誰が誰に対してどんな権利を持ち、どんな義務を負っているかなど)に着目します。
(3) その紛争を解決する手続に着目して考える。 社会で起きる紛争の解決には、あらかじめ理想的な結論が決まっているわけではなく、そのような結論をいくら探しても見つからない場合もあります。そこで、「どんな結論であれば紛争解決するか」という考え方よりも、「どのような手順で話し合えば紛争は解決しやすいか」という考え方に着目したいと思います。 |
授業の概要・計画 |
<ゼミ前半> 数回程度、教員が模擬報告も兼ねて、基本的な知識のレクチャーを行います。また、早期に図書館利用ガイダンスも行います。
<ゼミ中盤> 参加者は3名程度のグループを作り、いくつかの種類の紛争をピックアップして、その実態、およびその解決方法について、調査・発表をしてもらいます。ゼミの時間では、その発表に基づいて、全員で討論します。 その他、裁判傍聴なども予定します。
<ゼミ後半> ゼミで学んだ成果を、自由にレポートにまとめてもらいます。
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授業の進め方 |
ゼミ前半は、自己紹介と模擬報告ですが、中盤以降は、 @ 事前に、担当グループが情報収集を行い、それをまとめ、ゼミ討論につながるような資料を作成する。 A それをゼミの時間の冒頭に、担当グループがプレゼンテーションを行う。 B プレゼンテーションに基づいて全員で討論する。
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教科書・参考書等 |
少し古いですが、井上治典『講&Q紛争と手続き』(放送大学教育振興会・1993年)を一応のベースにします。ただし古い本で入手が難しいので、必要に応じて適宜コピーします。特段購入の必要はありません。 |
成績評価の方法・基準 |
プレゼンテーション、議論への積極的参加、レポートなどを評価材料とします。毎回の出席と発言は大前提です(無断欠席は大幅な減点対象です)。 |
その他(質問・相談方法等) |
随時メールを受け付けます。 |
過去の授業評価アンケート |
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