履修条件 |
憲法学は、おそらく皆さんの予想以上に奥が深く、難解です。 漫然と講義を聴くことがないように、十分な予習と復習を心がけてください。
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授業の目的 |
憲法学の全体像を把握し、統治機構論の意義と課題を確認すること。日本国憲法が予定する国政遂行のメカニズムを、自分のことばで説明できるようになること。
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授業の概要・計画 |
現在のところ、以下のような講義計画を立てています。 初回の講義までに確定し、詳しく説明するつもりです。
第1講 「憲法」とは何か―憲法学への招待 第2講 立憲主義と法の支配 第3講 憲法の規範構造 第4講 憲法制定権力 第5講 憲法の変動と保障 第6講 国民主権と民主主義 第7講 国民代表と政党 第8講 権力分立論 第9講 議院内閣制 第10講 選挙・投票・選挙制度 第11講 戦争の放棄 第12講 伝統的権力分立図式(1) 第13講 伝統的権力分立図式(2)
--------ここまで2009年度後期、以下2010年度前期--------
第14講 新しい権力分立図式(1) 第15講 新しい権力分立図式(2) 第16講 国家作用(1) 第17講 国家作用(2) 第18講 国家作用(3) 第19講 日本国憲法における議院内閣制 第20講 地方自治の統治構造 第21講 司法権と裁判所(1) 第22講 司法権と裁判所(2) 第23講 違憲審査権(1) 第24講 違憲審査権(2) 第25講 違憲審査権(3) 第26講 講義の総括
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授業の進め方 |
大講義室における授業であることを考えると、教師による説明が中心とならざるをえないでしょう。
各回にレジュメを準備するつもりですが、講義内容を詳細に記述することはありません。重要だと思われる箇所は、各自ノートをとるようにしてください。
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教科書・参考書等 |
教科書として、芦部信喜・高橋和之補訂『憲法〔第四版〕』(岩波書店・2007年)を薦めます。これ以外の概説書(初回の授業において紹介します)でも構いませんが、必ず一冊、定評のある体系書を購入すること。
また、高橋和之=長谷部恭男=石川健治編『憲法判例百選U〔第5版〕』(有斐閣・2007年)もしばしば参照を指示します。
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成績評価の方法・基準 |
期末試験(2010年度前期末)によって評価します。 前半の講義を終えた段階(2009年度後期末)に中間試験を実施することも考えていますが、この点については追って連絡します。 |
その他(質問・相談方法等) |
メールによる質問を受けつけるほか、研究室在室中は原則としていつでも対応します。後者の場合、(メール等により)在室の時間を事前に確認していただく方が確実でしょう。 |
過去の授業評価アンケート |
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