履修条件 |
「民法T」では,民法典第1編「総則」と,第2編「物権」のうち物権法総論ならびに占有権・所有権・用益物権の,2つの分野を勉強します。1年後期の講義内容は,このうちの前半部分です。
【学務委員会注】この科目は越年科目です。本年度後期と来年度前期を通じて履修することにより、来年度前期末に4単位が認定されます。 |
授業の目的 |
1年生後期では,私法の一般理論,ならびに,私法の一般法である民法典のうち,その第1編「総則」について学習します。 |
授業の概要・計画 |
第1回 私法入門 第2回 私権の主体1――私権の主体一般,自然人1 第3回 私権の主体2――自然人2 第4回 私権の主体3――法人1 第5回 私権の主体4――法人2 第6回 私権の客体―――物 第7回 私権の変動1――私権の変動一般,法律行為総論 第8回 私権の変動2――意思表示1 第9回 私権の変動3――意思表示2 第10回 私権の変動4――代理1 第11回 私権の変動5――代理2 第12回 私権の変動6――条件・期限 第13回 私権の変動7――無効・取消し 第14回 私権の変動8――期間,時効1 第15回 私権の変動9――時効2 |
授業の進め方 |
民法総則の分野を素材として,条文・法制度の「意義」「制度趣旨」「要件」「効果」の覚え方一般に関する「コツ」のようなものをつかめるように,授業を進めたいと思います。 なお,講義資料に関しては,メールで配布するか,あるいはホームページ上に公開したいと思います。詳細については,初回講義の際に説明します。 |
教科書・参考書等 |
教科書は指定しませんが,基本書として何か読みたいということでしたら,内田貴『民法1(第4版)』(東京大学出版会,2008年)を早い時期に読破しておくことをお薦めします。 なお,以下の書籍(判例解説)に関しては,購入することをお勧めします。 『民法判例百選T総則・物権(第6版)』(有斐閣・別冊ジュリスト,2009年) 『判例講義・民法1総則・物権(補正版)』(悠々社,2005年)
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成績評価の方法・基準 |
期末試験(1年後期+2年前期の2回)と合算して評価します。 評価基準は,100点満点で,60点未満を「不可」とし(絶対評価),60点以上の者に関しては,90点以上「優上」10%,80点以上「優下」20%,70点以上「良」40%,60点以上「可」30%の相対評価とします。 |
その他(質問・相談方法等) |
分からないことがありましたら,shichinohe〔@〕law.kyushu-u.ac.jpまで,ご遠慮なくメールをください。 |
過去の授業評価アンケート |
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