●外国法律書講読(中国語)

最終更新日:2017年8月21日

授業科目名
●外国法律書講読(中国語)
標準年次
2・3・4
講義題目
中国語法律書講読
開講学期
後 期
担当教員
西 英昭
単位数
2単位
教  室
303
科目区分
基盤科目
履修条件
 中国語を母語・母国語としない者で、中国語初・中級程度の履修を終了している方が主な対象となります。全くの初心者は排除されるわけではありませんが、文法を一から始めるということは想定していません。また中国人留学生の参加も排除されませんが、発表・討論を行なうに十分な日本語能力を有する方を希望します。
授業の目的
 中国の法と社会に関するありとあらゆるテキスト(条文そのもの、新聞記事、論文、契約書…)を対象とし、それらの読解を通じて、中国の法と社会に関する理解を深めることを目的とします。
 また中国法に関する情報収集・検索の仕方についても初歩的なレベルを身につけてもらうことを目指します。現地中国において役に立つ中国語についても学習していきたいと思います。
授業の概要・計画
 第一回目に出席者の自己紹介と、各自が読んでみたいと思うテーマを聞き、全体の発表スケジュール・授業の進め方を決定します。参加者は自分のやってみたいと思う内容を予め整理しておいてください。基本的に参加者による発表と討論を主とします。
 授業については可能な限り皆さんの希望を取り入れた形にしたいと思いますので、自分はこの講義にどういう事を望んでいるのかを積極的に発信してください。先生が何か適当に用意してくれるだろう、ということでは授業自体が盛り上がりませんし、参加者も退屈することでしょう。すべてはみなさんの積極性にかかっています。
授業の進め方
 どのようなスタイルで進めるかは皆さんの合意によります。昨年は参加者の関心に応じた文献を探して、それらを音読・和訳してもらうと同時に、その文献の理解のために必要な背景・前提知識についても調べた上で発表してもらい、それをもとに参加者での意見交換・討論を行う形で進めました。これとは別に一つの文献を輪読するというスタイルでも構いません。また取り扱う法分野についても、皆さんの興味関心に応じた形にしたいと思います。講義の水準をどのあたりに設定するかも皆さんとの合意によりますが、これは参加者の語学力に大きく左右される問題でもありますので、初回に皆さんの状況を伺った上で決定します。
 本授業では文法事項のみを解説するというようなスタイルはとりません。もちろん文法に関する質問にはお答えしますが、各自十分な予習を心がけてください。
教科書・参考書等
 皆さんが読んでみたいと思う文献がテキストになりますので、教科書は特にありません。
 中国語の辞書は各自で準備してください。自分の使い勝手の良いもので結構ですが、
 愛知大学中日大辞典編纂処編『中日大辞典(増訂第二版)』(大修館書店)
 は持っていて損はしないと個人的には思います。
 中国語学習に関する参考書は大量に出版されていますので、書店などで手に取り、自分にあったものを使ってください。
成績評価の方法・基準
 出席・発表・ミニレポートによって評価します。やむを得ず欠席する際は必ず事前連絡をお願いします。また半期の授業ですので、理由の如何を問わず欠席回数が相当数に上る場合は単位が認められない場合があります。
その他(質問・相談方法等)
 質問は随時受け付けます。講義の後に聞いていただくか、メールを送っていただいても構いません。研究室に来てくださる場合は、不在の場合もありますので、前もって連絡をいただければありがたいです。メールアドレスはh-nishiのあとに@law.kyushu-u.ac.jpです。
過去の授業評価アンケート