履修条件 |
●必須ではありませんが、「政治学原論」(基盤科目)を履修済みor併せて履修されることが望ましいです(本年度「政治学原論」は前期火曜5限に開講しています)。なお教職科目として本講義を受講される他学部の方はこの限りではありません。 ●ウェブ学習システム(WCT)を使用しますので、そうした学習スタイルに抵抗のない方(詳しくはhttp://webct.kyushu-u.ac.jp/を参照)
|
授業の目的 |
●本講義ではカール・シュミット『大地のノモス』の通読・講義を行ないます。それを踏まえ、主として中世から20世紀に至る国際法秩序と国際政治秩序の交錯と、そこにおける秩序規範の変動過程を学習し、グローバル化の現代にも相通ずる国際社会の「規範」と「動態」を理解したいと思います。 ●また講義の性質上、それほど多くの時間は割けませんが、できるだけ映像教材を用いて、「メディア・リテラシー」等も身につけて行きたいと思います。
|
授業の概要・計画 |
1. イントロダクション 2. 法と秩序 3. 地理上の発見以前の国際法 4. キリスト教と中世の国際法 5. 秩序と規範 6. 国際法と陸地取得 7. グローバルな境界画定@ 8. グローバルな境界画定A 9. 新世界の陸地取得@ 10. 新世界の陸地取得A 11. 新世界の陸地取得についての法学的な議論@ 12. 新世界の陸地取得についての法学的な議論A 13. 国家と国家相互間関係@ 14. 国家と国家相互間関係A 15. 中世の戦争から国家間戦争へ@ 16. 中世の戦争から国家間戦争へA 17. 海洋の自由@ 18. 海洋の自由A 19. 領土の変更@ 20. 領土の変更A 21. 国際法と国家 22. ヨーロッパ公法最後の陸地取得 23. ヨーロッパ公法の解体 24. 国際連盟と秩序変動 25. 戦争概念の変容@ 26. 戦争概念の変容A 27. 西半球 28. 国際法上の承認の意味変化 29. 現代的殲滅戦争 30. まとめ
|
授業の進め方 |
講義形式とeラーニング(WCT)のブレンドで行ないます。 |
教科書・参考書等 |
カール・シュミット『大地のノモス―ヨーロッパ公法という国際法における』(購入する必要はありません) |
成績評価の方法・基準 |
期末試験は行ないません。講義で課す課題により評価します。課題量はそれなりにありますので、コンスタントに取り組む姿勢が大切です。 |
その他(質問・相談方法等) |
ご質問・ご相談はメールにてお願いします(togaのあとに@law.kyushu-u.ac.jpです)。 |
過去の授業評価アンケート |
|