履修条件 |
ゼミ形式での講義ですので、議論に積極的に参加する意思のある者であることが望ましいと思います。なお、このゼミへの参加を希望する学生は、できる限り香山が月曜5限に伊都で開講する「法学」(民法入門)を併せて履修してください。 |
授業の目的 |
コアセミナーの目的は、@情報の集め方について学ぶこと、A情報の分析の仕方について学ぶこと、B議論の方法について学ぶこと、C自分の意見を説得的に文章にまとめる技術について学ぶこと、この4つです。そして、担当教員(香山)が開講する、この講義は、「民法の基礎を学ぶ」という講義題目で、民法分野のテーマを通して、これら4つの能力を習得することを目的とします。
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授業の概要・計画 |
第1回目の講義はオリエンテーションにあて、第2回目の講義は担当教員(香山)が民法判例の読み方を指導します。第3回目の講義以降は、すべて参加者主導でゼミを行っていきます。 第3回目以降のゼミの内容は以下の通りです。
第03回-第06回 家族をめぐる法的問題を議論する!! 家族に関する法律上の論点をピックアップし、それについて議論をします。 予定しているテーマとしては... ・夫婦別姓 ・事実婚 ・有責配偶者の離婚請求 ・非嫡出子に対する相続分差別廃止の是非 ・戸籍の性別変更 ・代理母 ・成年年齢引き下げ
第07回-第11回 判例を読む!! 財産に関する法律の重要判例を読み、それをもとに議論をします。 予定している判例としては... ・無権代理人の本人相続(最判平成5年1月21日民集47巻1号265頁) ・取得時効と登記(最判昭和46年11月5日民集25巻8号1087頁) ・抵当権に基づく妨害排除請求(最判平成17年3月10日民集59巻2号356頁) ・賃借家屋明渡債務と敷金返還債務との同時履行(最判昭和49年9月2日民集28巻6号1152頁) ・過失相殺と身体的特徴の斟酌(最判平成8年10月29日民集50巻9号2474頁)
第12回-第15回 問題を解決する!! 担当教員が毎回、1つの事例(事件)を提供します。その事件につき、どのようにそれを解決すべきかを議論してもらいます。
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授業の進め方 |
・全体をいくつかの班に分けて、その班毎に報告を行ってもらいます。1人につき、最低3回は報告を行ってもらう予定です。 ・報告班のメンバーは全員、報告後2週間以内に、レポートを提出しなければなりません。 |
教科書・参考書等 |
特にありません。 |
成績評価の方法・基準 |
出席状況、ゼミでの発言、報告、レポートの内容などを総合的に判断して、単位を認定します。 |
その他(質問・相談方法等) |
学習にあたっての質問は随時受け付けています。メール(kayama【アットマーク】law.kyushu-u.ac.jp)でも構わないし、直接箱崎の研究室に来てもらっても構いません。講義終了時の質問も可。アポは不要。前学期の月曜は、15時以降は伊都キャンパスにいますので、事前に連絡をくれれば、伊都での質問にも対応できます。 |
過去の授業評価アンケート |
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