|
履修条件 |
充分な準備をして出席し，積極的に討論する人の参加を歓迎します。ゼミにおける授業以外の活動にも積極的な，意欲的な人を歓迎します。
なお，単位を必要としないオブザーバーとしての参加は原則として認めません。参加する場合には必ず履修登録をしてください。また，サブ・ゼミの場合であっても，そうでないゼミ生と区別した取り扱いは行ないません。 |
|
授業の目的 |
民法解釈上の問題や社会問題についての考察を深めることを通じて，学ぶことの面白さを感じてもらいたいと思います。試験や仕事のための勉強とは異なる，判例や論文をじっくりと読んで考えるという，時間に余裕のある学部の時期だからこそ可能な経験をしてください。 |
|
授業の概要・計画 |
民法の解釈・適用に関して争いのある事項や民法に関連する最近の社会問題に関するテーマを協議によって１つ選択し，全員で検討します。最終的に，当該テーマに関する一冊の論文集を作り上げます。論文集については，法学部情報サロンに配架されているはずですので，参照してください。
これまで取り上げたテーマは，以下のとおりです（過去５年分）。
2005年度：「賃貸借契約における信頼関係破壊の法理」「カードの不正使用と民法478条」
2006年度：「瑕疵担保責任の法的性質」「生殖医療に関する親族法」
2007年度：「共同不法行為の法的性質」「金融取引における説明義務・情報提供義務」
2008年度：「敷金と原状回復義務」「交通事故と逸失利益の算定」
2009年度：「生活妨害の差止請求」 |
|
授業の進め方 |
09年度からやり方を少し変更しています。１年を通じて１つのテーマを検討します。
前期は，グループ単位での判例・学説等の報告です。検討すべき文献（判例や論文等）を分担し，予めレジュメを配布したうえで，報告してもらいます。参加人数にもよりますが，３人から５人程度からなるグループを４つほど作ります。文献リスト，報告・討論の記録などはインターネットを利用して提出してもらいます。その状況については，http://www3.rocketbbs.com/120/tanaka04.htmlを参照してください。最後に，ゼミでの検討結果を踏まえて，資料編の論文を作成してもらいます。
後期は，各参加者の報告です。全体のテーマに関連させた形で，自分のテーマを決定し，予め配布したレジュメに基づいて報告してもらいます。報告は，１回に２人ずつを予定しています。こちらも論文にまとめて提出してもらいます。
前期・後期とも，討論が盛り上がった場合には（？），時間が多少延長されることがあります。 |
| 教科書・参考書等 |
特にありません。
文献の調べ方・読み方，報告の仕方，論文の書き方などについては，参考資料を配布します。 |
| 成績評価の方法・基準 |
出席，報告，討論，受講態度，貢献度を総合して評価します。 |
| その他（質問・相談方法等） |
ゼミ旅行の様子などについては，http://cuiacu.at.infoseek.co.jp/infoseek/tanaka.htmlを参照してください。 |
| 過去の授業評価アンケート |
|