労働法演習

最終更新日:2017年8月21日

授業科目名
労働法演習
標準年次
3・4
講義題目
労働判例を究める!
開講学期
通 年
担当教員
野田 進
単位数
4単位
教  室
2研
科目区分
展開科目
履修条件
「労働法」の講義を履修済みか履修中であること。
授業の目的
 2010年は、法律学の王道を究めていただきます。
 「生きた労働法は、判例に現れる」。かかる観点から、判例を通じて、社会に現実に生起する問題を、法的な推論により解決するという、法律学の醍醐味を味わっていただきたいと思います。
 2010年は、「労働契約の成立と終了をめぐる諸問題」を共通テーマとして、判例研究を行います。
授業の概要・計画
 第1回ゼミでは、私(あるいはその他)の判例評釈を素材にして、判例研究の手順、ポイントなどを解説します。第2回目には、さしあたり、大学院生の「模範演技」を予定しています。
 その後は、ゼミ参加者の研究報告です。全体を2つのクールに分けて、第1クールは、2〜3名のグループで1つの判例の共同研究をしてもらいます。さらに、第2クールでは、単独で、判例を選び、判例研究を試み報告します。
 最後に、単独報告について、ゼミで討議した内容をきちんとした原稿にして、ゼミ論集として編集します。
授業の進め方
 判例研究は、@事実の概要、A判旨、B研究(判例と学説の動向)および批評という手順で行います。
 @とAでは、事実や判旨の中から何を取りだし、どのように論点の整理をするかが課題です。この作業には、一定の約束事と訓練が必要です。
 さらに、Bの「研究」、「批評」においては、関連判例や文献の読み込むとともに、自分の再構成の作業が必要です。「論じる」という作業に、挑んでください。
 これらを、自分の作業と討議を通じて、皆さんの自学自習と共同作業により修得していただきたい。
 教員(=私)は、困ったときのアドバイザーに徹しようと思います。
教科書・参考書等
 特にありません。
成績評価の方法・基準
 平常点と(間に合えば)最終提出論文によります。
その他(質問・相談方法等)
 ゼミの時間以外でも、ゼミに関する質問・相談はいつでも受け付けます。研究室の在室率は、かなり高い方です!
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