◇民法 I 【民法総則】

最終更新日:2017年8月21日

授業科目名
◇民法 I 【民法総則】
標準年次
1
講義題目
民法T
開講学期
越 年
担当教員
七戸 克彦
単位数
4単位
教  室
大講
科目区分
基盤科目
履修条件
 「民法T」では,民法典第1編「総則」と,第2編「物権」のうち物権法総論ならびに占有権・所有権・用益物権の,2つの分野を勉強します。1年後期の講義内容は,このうちの前半部分です。

【学務委員会注】この科目は越年科目です。本年度後期と来年度前期を通じて履修することにより、来年度前期末に4単位が認定されます。
授業の目的
 1年生後期では,私法の一般理論,ならびに,私法の一般法である民法典のうち,その第1編「総則」について学習します。
授業の概要・計画
第1回  私法入門
第2回  私権の主体1――私権の主体一般,自然人1
第3回  私権の主体2――自然人2
第4回  私権の主体3――法人1
第5回  私権の主体4――法人2
第6回  私権の客体―――物
第7回  私権の変動1――私権の変動一般,法律行為総論
第8回  私権の変動2――意思表示1
第9回  私権の変動3――意思表示2
第10回 私権の変動4――代理1
第11回 私権の変動5――代理2
第12回 私権の変動6――条件・期限
第13回 私権の変動7――無効・取消し
第14回 私権の変動8――期間,時効1
第15回 私権の変動9――時効2
授業の進め方
 民法総則の分野を素材として,条文・法制度の「意義」「制度趣旨」「要件」「効果」の覚え方一般に関する「コツ」のようなものをつかめるように,授業を進めたいと思います。
 なお,講義資料に関しては,メールで配布するか,あるいはホームページ上に公開したいと思います。詳細については,初回講義の際に説明します。
教科書・参考書等
 教科書は指定しませんが,基本書として何か読みたいということでしたら,内田貴『民法1(第4版)』(東京大学出版会,2008年)を早い時期に読破しておくことをお薦めします。
 なお,判例集として,『民法判例百選T総則・物権(第6版)』(有斐閣・別冊ジュリスト,2009年)の購入をお薦めします。
成績評価の方法・基準
 期末試験(1年後期+2年前期の2回)と合算して評価します。
 評価基準は,100点満点で,60点未満を「不可」とし(絶対評価),60点以上の者に関しては,90点以上「優上」10%,80点以上「優下」20%,70点以上「良」40%,60点以上「可」30%の相対評価とします。
その他(質問・相談方法等)
 分からないことがありましたら,shichinohe〔@〕law.kyushu-u.ac.jpまで,ご遠慮なくメールをください。
過去の授業評価アンケート