履修条件 |
知的財産法(特許法・著作権法)に関する講義を聴講していることを前提として講義を行う。受講前に前期の「知的財産法」の内容を復習しておくことを強くお勧めする。 |
授業の目的 |
諸君は、日々、高級ブランドのファッションを着こなし、御洒落なデザインの家具に囲まれ、秘密のレシピのグルメを味わい、珍しい色の花を愛で、知的な生活を送っている(といいな!)。諸君の生活は、すべて、さまざまな知的財産によって支えられ、そして、彩られているのだ。その秘密の扉をそっと開けてみよう。 |
授業の概要・計画 |
本講義では、知的財産法の中でも、諸君が常々恩恵を受けていながら、つかみどころのなさそうに見える信用、デザイン、秘密の情報、新しい商品のアピアランス、花や野菜や果物に関する法律(とりわけ、商標法、意匠法、不正競争防止法、種苗法など)を眺めていこう。そして、知的財産ビジネスの世界(とりわけ、映画や音楽のビジネス、そして、コンピュータ・ソフトウェアのビジネス)へ入っていくための手ほどきを行うこととしよう。
また、適宜、実務家をゲストスピーカーとしてお招きすることを計画する。 |
授業の進め方 |
第1回目の授業において、参加する学生諸君のe-mail addressを申告していただく。このアドレスを用いて、授業に関する資料その他の情報を諸君に提供するためのウェブサイトへのアクセス権限を与える。
各回の授業について提供するレジュメに事前に目を通しておくことを強くお勧めする。
授業に出席するに際しては、少なくとも、著作権法および特許法が収載されている六法または条文集と、指定された教科書を携帯されたい。 |
教科書・参考書等 |
随時参考資料を授業用ウェブサイト(第1回目の授業で紹介する)で提供または紹介する。
以前に教科書として記載していた相澤英孝・西村あさひ法律事務所編著『知的財産法概説』(弘文堂、第4版、2010年刊行予定)は、授業開始に刊行が間に合わない可能性があるから、参考文献としての位置づけにとどめる。 |
成績評価の方法・基準 |
期末試験により成績評価を行う。
期末試験に際しては、「書込みの無い」六法(判例および解説の付いていないもの)のみの持ち込みを認める。 |
その他(質問・相談方法等) |
随時、教員と相談してよい。予め教員にe-mail(寺本:sterra[アットマーク]law.kyushu-u.ac.jp、小島:kojima[アットマーク]law.kyushu-u.ac.jp)で連絡のうえ、十分な相談時間を予約することをお勧めする。
なお、質問に対しては、原則として、質問者とともに議論をすることをもって応答する。法律問題について簡単に回答が得られると思ってはならない。
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過去の授業評価アンケート |
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