●外国政治書講読(英語)

最終更新日:2017年8月21日

授業科目名
●外国政治書講読(英語)
標準年次
2・3・4
講義題目
政治理論・政治哲学の原典を読む
開講学期
後 期
担当教員
関口 正司
単位数
2単位
教  室
203
科目区分
基盤科目
履修条件
授業目的を達成するために、毎回の予習と出席を基本的前提とします。
授業の目的
●哲学や思想の文章を材料とすることで、精密な英語の読解力を獲得します。付随効果として、日本語の読解力の向上も期待できます。
●政治学の授業でもあるので、政治理論・政治哲学の古典を英語で読むことにより、英語における政治学の基礎的な語彙や表現を習得します。
●具体的な成果・水準の目標として、大学院修士課程の入試問題レベルに対応できる力を育成することを目標とします。
授業の概要・計画
この授業は、授業目的から考えて、段階的な展開はありません。ひたすら読み続けることになります。単語、フレーズ、パラグラフ、節・章の構成に配慮しながら、古典テクストの読解を進めます。
授業の進め方
授業の目的をふまえ、速読ではなく、熟読で進めます。構文は複雑に見えますが、文法の知識と内容の論理的つながりを把握できれば、必ず読み解けます。その点での強化が、この授業の実際上のメリットです。また、政治学の基本的語彙の英語版が頻出しますので、他の政治学関係の英文を読む基礎ともなります。

なお、どうしても、学生と教師の対話の機会が少なくなってしまいがちですので、学生からの質問を促すなどして、可能な限り双方向性を確保したいと思っています。
教科書・参考書等
2011 年は、1861年に世に出たJ・S・ミル『代議政治論』の公刊150周年となります。この書物は、現代デモクラシーのあり方を考える上で、依然として価値ある古典的書物です。そこで、今年度は、前期に引き続き、この『代議政治論』(John Stuart Mill, Considerations On Representative Government)を読み始めることにします。テクストは、公開されているPDFファイルを利用します。授業開始時にURLを案内します。
成績評価の方法・基準
通常時の出席・予習状況を評価と、学期末の試験の結果を総合評価します。試験はとくに難問を出していませんが、ふだんの予習は必須です。また、過去の経験から言えば、欠席が4回程度を超えると単位取得が難しくなるようです。
その他(質問・相談方法等)
授業内容に関する質問は、原則として授業内にお願いします。その他の質問・相談は、授業終了時およびそれ以外随時受け付けます。したがって、オフィスアワーは設定しません。
過去の授業評価アンケート