フランス法特殊講義

最終更新日:2017年8月21日

授業科目名
フランス法特殊講義
標準年次
3・4
講義題目
フランス法
開講学期
後 期
担当教員
横山美香   
単位数
2単位
教  室
1研
科目区分
展開科目
履修条件
フランス語の初級文法を習得したか、授業時までに習得する予定の者。
授業の目的
1 フランス民法典の成立に至るフランス法史と、それを前提とするフランス民法典の精神、そしてその後のフランス民法の展開を検討することを通じて、フランス法の基本的な考え方を学ぶ。
2 フランス法の基本構造を学び、日本法との比較を通じて、日本法の諸制度を再検討する機会を提供する。
授業の概要・計画
フランス法の歴史区分は、1789年の大革命までの古法、1804年の制定までの中間法、そして民法典制定後に分かれる。民法典の制定は、近代フランス法の出発点である。
授業では、まず、古法から民法典制定に至るまでの歴史を振り返る。そして、民法典の起草者ポルタリスにより、民法典草案の提案理由書として作成された「民法典序論」の総論部分を原文で講読しながら、フランス民法典の精神について検討する。
 つぎに、現代フランス法の基本構造について、民法と憲法との関係、フランスにおける二元的裁判制度、民事裁判と刑事裁判、法曹などについて検討する。
 なお余裕があれば、フランス民法個別テーマについて、日本法との比較検討を行う。
授業の進め方
講義と文献講読を交互に行う。フランス語の講読文献は、11月頃指定するので、各自予習をしておくこと。
教科書・参考書等
参考書:滝沢正『フランス法[第4版]』(三省堂)
成績評価の方法・基準
筆記試験および平常点による。
その他(質問・相談方法等)
講義日程
H23.12.27(火)3限〜5限
H23.12.28(水)1限〜5限
H24.1.5(木)3限〜5限
H24.1.6(金)1限〜4限
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