紛争管理論演習

最終更新日:2017年8月21日

授業科目名
紛争管理論演習
標準年次
3・4
講義題目
紛争管理と調停研究
開講学期
通 年
担当教員
レビン小林 久子
単位数
4単位
教  室
106
科目区分
展開科目
履修条件
(1)昨年秋に開講された紛争管理論を履修していること。加えて(2)紛争というごく人間的な行いに興味がある学生、(3)学外活動に興味があり、時間もとれる学生を歓迎します。
授業の目的
本ゼミは紛争研究の基礎固めと位置づけし、ゼミ生は、昨秋の紛争管理論の講義で習得した理論が現実の紛争の場でどのように生かされるのかをロールプレイを通じて体感し、文献を読み、紛争に関する総合的な知識を深めます。次に小中学生向け紛争研修プログラムの制作と実施、社会人向け研究発表、学外調停トレーニングのアシスタント等の活動を行い、学習した知識を社会に向けて発信できるレベルまで高めていきます。そうした研究と活動を通じて、学部生ではありますが、紛争に関しては日本で一流の知識を有し、それについて人前でしっかり語れる能力を備えたゼミ生を育成することを目的としています。
授業の概要・計画
授業は、クラス内とクラス外とに分かれます。(1)クラス内としては初めにロールプレイの練習があります。次に以前から行っている米国における学校内調停に関する研究を続けます。11年度は、先輩ゼミ生からこれまでの研究内容の説明を受け、その後、英語の文献の中から調停関連のゲームを訳し、そのゲームの意味と役割について研究を重ねます。加えて、ナラティブ調停について文献を2冊読み、知識を深めます。(2)クラス外としては、京都の京極小学校での児童向け研修プログラムの実施、京都土地家屋調査士会向け、長崎調停協会委員向けの研究発表があります。そのためのプログラムや資料もゼミ生が話し合って作成していきます。
授業の進め方
活動としては次の項目があげられる;

前期  ・ロール・プレイ
    ・これまでの研究について学ぶ
    ・ゲームの翻訳と研究
    ・これまで制作されたDVDの研究
    ・
夏   ・京極小と土地家屋調査士向け研究発表のプログラム
     について計画立案、制作開始

後期  ・京都・長崎での発表
    ・ナラティブ調停についてクラス内で研究と発表
    
教科書・参考書等
1.Peer Mediation:Conflict Resolution in Schools
2.DVD Conflict Resolution and Peer Mediation
3.ナラティブ・アプローチの理論から実践まで
4.ナラティブ・メディエーション

1.はコピーを取ること。
3.4.は生協で購入。
成績評価の方法・基準
平素の議論、学外研修プログラムへの貢献、積極性などを総合して評価する。
その他(質問・相談方法等)
相談は適時受ける。
過去の授業評価アンケート