履修条件 |
特にありませんが、 労働法を履修していること、または現在履修中であること。 |
授業の目的 |
賃金・労働時間などの労働条件について、その決定システムや法的規制のあり方を、判例法理を通じて、深く理解する。 例えば、賃金については成果主義や査定のシステム、労働時間については不払い残業やみなし時間制度など、私たちが直面するであろう現代的課題を意識しつつ、できるだけ最新の裁判例の分析や動向を考える。 |
授業の概要・計画 |
ゼミ参加学生は、取り組む裁判例を自分で選択し、前期にはグループで、後期には単独で、判例研究を行い、ゼミ授業の時間に報告する。 教員の方から、「おすすめ裁判例」の候補を示すので、自分の問題意識から、判決を選択することができる。 狭い意味の判例研究にとどまらることなく、例えば労働時間の統計的な実情、規制の国際比較、行政通達に示された政策動向にも眼を向けて報告してもよい。 |
授業の進め方 |
報告担当学生の研究発表に対して、他の学生が質問や意見を発言する、フリーディスカッションの方式で授業を進める。 出席した以上は、必ず意見を発言し、積極的に議論するなどして、ゼミ参加者のコミュニケーション能力を高めることも課題とする。 学生の希望があれば、労働条件の実情調査を目的に、県内製造業の工場見学を実施することも考えられる。 |
教科書・参考書等 |
ゼミに使用する裁判例のコピーは、事前に配布するので、読んでおくこと。 |
成績評価の方法・基準 |
平常点による |
その他(質問・相談方法等) |
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過去の授業評価アンケート |
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