労働法演習

最終更新日:2017年8月21日

授業科目名
労働法演習
標準年次
3・4
講義題目
労働条件に関する判例法理を究める
開講学期
通 年
担当教員
野田 進
単位数
4単位
教  室
305
科目区分
展開科目
履修条件
特にありませんが、
労働法を履修していること、または現在履修中であること。
授業の目的
 賃金・労働時間などの労働条件について、その決定システムや法的規制のあり方を、判例法理を通じて、深く理解する。
 例えば、賃金については成果主義や査定のシステム、労働時間については不払い残業やみなし時間制度など、私たちが直面するであろう現代的課題を意識しつつ、できるだけ最新の裁判例の分析や動向を考える。
授業の概要・計画
 ゼミ参加学生は、取り組む裁判例を自分で選択し、前期にはグループで、後期には単独で、判例研究を行い、ゼミ授業の時間に報告する。
 教員の方から、「おすすめ裁判例」の候補を示すので、自分の問題意識から、判決を選択することができる。
 狭い意味の判例研究にとどまらることなく、例えば労働時間の統計的な実情、規制の国際比較、行政通達に示された政策動向にも眼を向けて報告してもよい。
授業の進め方
 報告担当学生の研究発表に対して、他の学生が質問や意見を発言する、フリーディスカッションの方式で授業を進める。
 出席した以上は、必ず意見を発言し、積極的に議論するなどして、ゼミ参加者のコミュニケーション能力を高めることも課題とする。
 学生の希望があれば、労働条件の実情調査を目的に、県内製造業の工場見学を実施することも考えられる。
教科書・参考書等
ゼミに使用する裁判例のコピーは、事前に配布するので、読んでおくこと。
成績評価の方法・基準
平常点による
その他(質問・相談方法等)
過去の授業評価アンケート