○文系コア(政治学)

最終更新日:2017年8月21日

授業科目名
○文系コア(政治学)
標準年次
1・2
講義題目
シティズンシップ教育(ワークショップ)
開講学期
前 期
担当教員
蓮見 二郎
単位数
2単位
教  室
伊都
科目区分
基幹教育科目
履修条件
授業中の討論や活動に積極的に参加すること、課題に精力的に取り組むこと、この2点が本講義受講にあたって必須の条件である。
授業の目的
この授業の目標は、シティズンシップ教育の考え方を用いて政治的リテラシーを高めることにある。政治的リテラシーとは、政治参加に必要な知識・技能・価値観を指す。具体的には、政治に参加するにあたってどのような知識や技能が必要なのか、市民はどのような権利と責任を持つのか、自分たちの力で政治や社会を変えるにはどうしたらよいのか、などの諸問題に関わっているものである。本授業ではワークショップ形式による演習で、受講者諸君の自分たち自身の問題としてこうしたテーマに取り組んでいく予定である。
授業の概要・計画
以下の項目を予定している。

1.イントロダクション
2.市民
 ・レポート報告:問題提起
3.社会
 ・レポート報告:解決策の提案
4.政治
 ・レポート報告:解決策の練り直し
5.政策
 ・レポート最終報告
授業の進め方
講義と講義に関連する内容についてのワークショップ形式で討論・活動を行う。

並行して、学生諸君には政治や社会の問題について、研究レポートの作成と報告を求める。具体的には、自分の解決したい問題を明らかにし、その解決策を考察・提案し、それを実行に移してみてさらに案を練り直し、最終的にどのように世の中を変えることができたか(あるいはできなかったか)について、段階を追ってレポートを作成してもらい、授業時間中での報告を求める。
教科書・参考書等
【教科書】

特定の教科書は用いない。

【参考書】

1. 本授業のねらいであるシティズンシップ教育に関する説明として、次の文献を推奨する。
・杉本厚夫・高乗秀明・水山光春『教育の3C時代―イギリスに学ぶ教養・キャリア・シティズンシップ教育』(世界思想社・2008年)所収の、水山光春「第3章 シティズンシップ教育―『公共性』と『民主主義』を育てる」(pp.155-227)

2. 課題レポートに取り組むにあたって参考になる本として、以下の3冊を挙げておく。
・目加田説子編『ハンドブック市民の道具箱』岩波書店・2002年
・鈴木崇弘ほか『シチズン・リテラシー:社会をよりよくするために私たちにできること』教育出版・2005年
・B・R・ルービン著、鈴木崇弘訳『アメリカに学ぶ市民が政治を動かす方法』日本評論社・2002年
成績評価の方法・基準
次の三つの方法で評価を行う。
 1. 平常点:50%
 2. レポート:40%
 3. 期末試験:10%

※第1回授業時の議論に基づいて変更しています。
その他(質問・相談方法等)
授業後のほかにアポイントメントによっても質問・相談を受け付ける。
過去の授業評価アンケート