●経済法特殊講義

最終更新日:2017年8月21日

授業科目名
●経済法特殊講義
標準年次
3・4
講義題目
経済法
開講学期
後 期
担当教員
川原 勝美  
単位数
2単位
教  室
102
科目区分
展開科目
履修条件
特になし
授業の目的
独占禁止法を中心に、経済法の基礎理論・市場経済体制における競争のルールについて基本的な理解を得ることが、本講義の目的である。
授業の概要・計画
現代経済法の中核を担っている独占禁止法を中心に講義を行う。主要な実体規定である不当な取引制限、私的独占、不公正な取引方法及び企業結合を取り上げて、規制の枠組み・重要事例について解説する。概ね、以下のような講義内容を予定している。

(1) ガイダンス
(2) 不当な取引制限の規制
(3) 企業結合の規制
   (3−1) 水平合併
   (3−2) 垂直合併ほか
(4) 不公正な取引方法の規制
   (4−1) 差別的取扱い
   (4−2) 不当対価
   (4−3) 不当顧客誘引、取引強制
   (4−4) 不当な拘束条件付取引
   (4−5) 地位の不当利用
   (4−6) 取引妨害、内部干渉
(5) 私的独占の規制
(6) エンフォースメント・その他
授業の進め方
通常の講義形式による。各回で取り上げる項目ごとに、規制の枠組みを示すとともに、重要事例を図解するなどして、具体的なイメージをつかむことができるよう工夫したい。
教科書・参考書等
教科書は特に指定しないが、予習・復習を行う上での参考図書として、@佐藤一雄=栗田誠=波光巌編「テキスト独占禁止法」(青林書院・2010年)、A舟田正之=金井貴嗣=泉水文雄編「経済法判例・審決百選」(有斐閣・2010年)がある。
成績評価の方法・基準
 筆記試験の結果を中心に、出席状況を加味して成績評価を行う。
その他(質問・相談方法等)
 質問等があれば、講義終了後に来ること。
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