履修条件 |
特にありません。 |
授業の目的 |
刑罰という厳しい手段の発動の前提となる犯罪の成否を論ずるに際しては、恣意的な判断を回避するための精緻な犯罪論体系が必要不可欠です。よって、本講義では、刑法上の「犯罪」の各構成要素およびその犯罪に対して科される「刑罰」に関する理論(刑法総論)を扱い、犯罪論上の各論点における学説がいかなる思想・背景・意義を有しているかを学ぶことにより、各学説の論理を追うことができるようになることを目指すとともに、刑法学における体系的思考方法の習得を目的とします。 |
授業の概要・計画 |
以下の内容で講義を進めます。ただし、毎回の授業計画は大まかなものであり、また、理解の程度・説明の便宜等の都合により変更を加えることもあります。 刑法の意義と機能 刑法学説史(刑罰論を含む) 刑法の基本原理 犯罪論体系総説 行為論 構成要件論 違法論 責任論 未遂犯論 共犯論
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授業の進め方 |
講義中で配布するレジュメを用いて、講義形式で行います。 六法を必ず持参してください。
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教科書・参考書等 |
高橋則夫『刑法総論』(2010年、成文堂) 西田典之・山口厚・佐伯仁志編『刑法判例百選1総論(第6版)』(2008年、有斐閣)
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成績評価の方法・基準 |
期末試験(2012年度前期)の成績によって評価します。 |
その他(質問・相談方法等) |
質問については各回の講義後に受け付けます。 |
過去の授業評価アンケート |
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