履修条件 |
1.授業の履修を希望される方は、遅くとも初回講義の前日までに教員(toga[アットマーク]law.kyushu-u.ac.jp)へ学年・氏名・学籍番号をお知らせください。追って講義資料をお送りいたします(携帯メールは不可です)。
2.この授業は原則としてペーパーレスで行ないます。配布物はWeb学習システム(初回講義で説明します)から、受講生が適宜ダウンロードして授業に臨むようにしてください。
*上記は講義資料を配布するための処置であって、履修登録のプロセスとは無関係です。履修登録については、通常の手順に従って各自の判断で行なって下さい。
*ご連絡を頂いた方には、講義資料を順次お送りしております。教員にメールをしたが、その後連絡が来ていないという方がいっらしゃいましたらお知らせください。(2012.4.10追記) |
授業の目的 |
●本講義では日本の対外認識や国際関係認識に着眼し、とくに「国際社会」と「東アジア」をめぐって如何なる政治構想が提起されて来たのかを考察し、日本から見たアジア政治論の意義と限界を検討したいと思います。
●現在ではもはや疑わしい限りですが、日本は「非欧米圏で近代化に成功した唯一の国」であり、したがって日本だけが「東洋と西洋の両文明を俯瞰し、架橋することができる」、と信じられていた時代がかつて存在していました。こうした認識は、多くの場合、「欧米/アジア/日本」というやや固定化された文明理解に支えられていました。本講義ではこうした日本の対外認識/国際関係認識の系譜を、国際社会論の一類型として捉え、日本の国際関係理解の一助としたいと思います(したがって、日本の国際関係論の系譜において、アジアがどのように意味づけられていたのかというのが重要な論点となります)。
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授業の概要・計画 |
1.日本の国際化論と近代化論―欧米/アジア/日本の位相 2.近代日本の国家形成(ビデオ視聴) 3.近代日本の国際社会観 4.明治期における国際関係論の形成 5.比較文明論の系譜 6.東西文明調和論 7.戦前のアジア主義と戦後の地域主義 8.汎アジア主義 9.日本主義 10.東亜協同体論 11.戦後アジア論の展開 12.戦後アジアと地域主義 13.「開かれた地域主義」と東アジア共同体論 14.東アジア(ASEAN+3)とアジア太平洋(APEC)
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授業の進め方 |
講義形式で、レジュメを配布します。 |
教科書・参考書等 |
使用しません。参考文献は授業で紹介又は配布します。 |
成績評価の方法・基準 |
●課題(60%):レポート形式の課題を計2回課します。 ●期末レポート(40%):課題図書についての書評を課します(課題図書については後日お知らせ致します)。
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その他(質問・相談方法等) |
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過去の授業評価アンケート |
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