履修条件 |
留学生対象です。日本人学生も歓迎しますが、単位にはなりません。 |
授業の目的 |
日本語の文献を読むことで、理解力、読解力、思考力を培い、日本語による口頭発表や議論にも慣れるようにします。また、現代社会に関するテーマを、学生の出身国の現状や日本での日常生活と関連付けて考えられるようにします。 |
授業の概要・計画 |
現代は豊かで自由な社会を求めて発展してきた時代です。その結果として、産業化、都市化、情報化、消費社会化によって特徴づけられる近代社会が形成されました。しかし、1990年代以降はグローバル化と新自由主義的な政策により経済格差の拡大が顕在化しており、いかにして持続可能な社会を構想するかが求められています。本授業では、現代社会の特質を理論的に把握すると同時に、現代日本社会の普遍性と特殊性にも着目して理解を深めます。 |
授業の進め方 |
あらかじめ担当者を決めておき、毎週1〜2名の学生が文献を読んできて報告を行います。報告にあたっていない学生も議論に参加するためには文献を読んでくることが必要です。授業の内容及び進め方については第1回目の時に学生の日本語力と関心に合わせて決めます。
最後は授業で取り上げた内容に関連したプレゼンテーションをすることで、学んだことを自分のものにします。 |
教科書・参考書等 |
見田宗介『現代社会の理論』岩波新書465 NHK放送文化研究所『現代日本人の意識構造第7版』NHKブックス、2010年 C.グラック他『日本はどこへ行くのか』講談社、2003年 鄭瑛恵『<民が代>斉唱 アイデンティティ・国民国家・ジェンダー』岩波書店、2003年 梶田孝道編著『国際化とアイデンティティ』ミネルヴァ書房、2001年 高橋哲哉『国家と犠牲』NHKブックス、2005年 開沼博『フクシマ論―原子力村はなぜ生まれたのか』青土社、2011年
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成績評価の方法・基準 |
授業の出席 30% 授業での報告・討論 30% 学期末レポート 40% |
その他(質問・相談方法等) |
授業中あるいは授業終了後に質問を受け付けます |
過去の授業評価アンケート |
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