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履修条件 |
特にありません（中国語はできなくて全く構いません。勿論できればなお良し、です）。
留学生の方の参加は基本的には歓迎しますが、ゼミの発表や討論に耐える十分な日本語能力を身につけておいてください。
なお、本ゼミは２０１２年度は開講しますが、２０１３年度には１年間お休みさせていただく予定です（２０１４年度以降は通常通りに復帰する予定です）。ご迷惑をおかけしますが、皆さんの履修計画とよく相談の上、御参加ください。 |
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授業の目的 |
日本における中国のイメージは良くなったり悪くなったりを繰り返していますが、どうも最近では中国に関するあまりよくないイメージが先行している気がします。こうした日本での様々な議論をよそに、中国はますます発展を加速させていますが、同時に新たな問題が各所で噴出しています。
本ゼミでは、我々日本にとっても否応無く向き合わざるを得ない隣国として存在し続ける「中国」について、短絡的な思い込みや単純なレッテル貼りをするのではなく、中国に関する諸問題について、どうしてそうなのか、ということについて深く考えていくこと、またそのための情報収集・分析の能力を養うことを目的とします。激変の時代にあってこそ、相手について精確な知見を蓄えること、このことが、いたずらな感情論から脱し、正しい判断を行うための基礎となります。
また法制史、社会史、経済史などの分野にも目を配り、狭い意味での中国法にとどまらず、広く中国社会全体を視野に入れた分析を行うことを目標とします。また、中華人民共和国のみならず、台湾・香港をはじめとした、広い意味での中華社会について学びたいという人にも門戸は常に開かれています。 |
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授業の概要・計画 |
参加される皆さんの興味関心はおそらく相当広範囲に分布する事が予想されますので、とりあえずは田中信行編『最新 中国ビジネス法の理論と実務』（弘文堂・2011）等を輪読し、ある程度の共通の認識を持った上で、各自がゼミでやりたいことについて深めてゆく形をとりたいと思います（関心は現代法に関することでも法制史に関することでも構いませんし、広く政治・経済・外交・文化に関することでも構いません（むしろ大歓迎）。中華人民共和国に関することでも台湾や香港に関することでも構いません）。最初数回はリサーチ方法や発表の仕方・論文の書き方についてのレクチャーを行い、その後は共通テキストの輪読や各自の関心に基づいた自由な個人発表などを行っていただき、後半はゼミ論文執筆に向けての発表をお願いしていきます。またこれらの間に、参加者の興趣に応じて共通の視聴覚教材に基づいた議論やゲストスピーカーの参加等も考えていきたいと思います。 |
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授業の進め方 |
ゼミの運営は基本的に皆さんの自主性に任されますので、先生が何か適当に用意してくれるだろうというような受身の姿勢ではなく、積極的に「こういう話をやってみたい」という意欲のある皆さんを歓迎します。皆さんからの積極的な要望にはどしどしお応えしたいと思いますが、逆に特に要望がないということなら、皆さんが得られる成果もその分少なくなってしまいます。発表の仕方については相談に応じますし、各自の発表に必要な文献指導はその都度行っていきます。
また、皆さんのご要望に応じて、ゼミ旅行（ここ数年は中国・台湾・香港などに出かけています）・ゼミコンパなどの活動も充実させていきたいと思います。行先・回数ともに皆さんの積極性次第です。 |
| 教科書・参考書等 |
さしあたり共通テキストとして
田中信行編『最新 中国ビジネス法の理論と実務』（弘文堂・2011）
を挙げますが、さらに中国法について何も読んだことがないという方のためにまず現代中国法に関し、
木間正道・鈴木賢・高見澤磨・宇田川幸則『現代中国法入門〔第五版〕』（有斐閣・2009）、
鈴木賢・高見澤磨『中国にとって法とは何か』（岩波書店・2010）、
法制史に関し、
滋賀秀三『清代中国の法と裁判』（創文社・1984）
をあげておきます。
これ以外の参考書については、参加者の要望に応じてゼミで紹介します。 |
| 成績評価の方法・基準 |
ゼミにおける平素点、及びレポート（ゼミ論文）によって評価します。（やむなく欠席される際は必ず事前連絡をお願いします。） |
| その他（質問・相談方法等） |
質問・相談はメールにても受け付けますし、研究室を直接訪ねていただいても構いません。（ただ不在の場合もありますので、事前に連絡頂いたほうが確実です。）メールはh-nishiのあとに@law.kyushu-u.ac.jpです。ゼミを選ぶにあたっての質問なども遠慮なくお寄せください。またゼミでやってみたいテーマが既にあるという方は、事前にお寄せいただければそれに応じて準備を進めます。先んずれば人を制す？ |
| 過去の授業評価アンケート |
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