履修条件 |
特になし。社会保障法の講義を受講していない方には受講をお勧めする。 |
授業の目的 |
社会保障法分野の現代的論点の検討を通じて、これらの論点について理解を深めると共に、自ら資料を読み解き自分なりの分析・考察を行う力をつけること。さらに、自分の考えを、言葉や文章で適切に他者に伝える力をつけること。 |
授業の概要・計画 |
社会保障法の分野における現代的な課題の中から受講者の関心に沿った論点を取り上げ、検討を行う。今のところ、今年度は、年金制度や生活保護制度をはじめとする多様な制度によって実現されている、いわゆる「所得保障」の仕組みについて、必要であれば雇用政策にも触れつつ、学習することを考えている。 「所得保障」の分野においては、従来労働者の従前賃金の維持という考え方が基本におかれてきたが、短時間・低賃金労働者の増加によって、このようなかつての根本的な柱が揺らぎつつある。また、障害者や母子家庭等、所得保障との関係で特殊なニーズをもつ者について、国家の関与がどのような形で行われるべきかという問題もも、就労促進の流れと共に従来以上に重要な論点となりつつある。このような問題状況をふまえつつ、受講者には自由にテーマを選んでいただく。なお、受講者の希望次第では、開講後に教員と相談の上、上記とは異なるテーマを選んでも構わない。 |
授業の進め方 |
担当者に報告を求め、それを受けて参加者全員で議論する。一年を通じて一つのテーマを扱うこととし、1学期に2回、年間で4回の報告をしていただく。繰り返しを恐れずに同じテーマについて何度も考えることで、少しずつ理解を深めていくことを目標としている。 |
教科書・参考書等 |
初回に指示する。 |
成績評価の方法・基準 |
報告の内容・議論への参加等を総合的に考慮して決定する。無断欠席をした者については単位を与えない。 |
その他(質問・相談方法等) |
ゼミに関する質問等は、担当教員までメール(アドレスは @law.kyushu-u.ac.jp の前に kasagi を付加)で問い合わせること。 テーマ選択について希望のある方は「演習参加申込書」に記載してください。 |
過去の授業評価アンケート |
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