刑事訴訟法の実務運用の現状と課題について,主として弁護人の立場から検討します。 具体的には,受講生の希望を聞いて決めたいと思いますが,裁判員制度についても,出来る限り最新の情報を盛り込んで授業を進めます。関連して,公判前整理手続についても,突っ込んだ検討をしたいと思っています。 過去4年間は,刑事訴訟法の基本書やロースクールで用いられている演習本を解説しながら輪読し,適宜,@裁判傍聴,A判例検討(足利事件,志布志事件,名張毒ぶどう酒事件,袴田事件,八海事件,北九州爪ケア事件,中洲スナックママ事件,海の中道事件,など),B事例検討(刑事事実認定含む),C資料DVD視聴(裁判員制度に関するもの,取調べの可視化に関するもの,尋問技術など法定弁護技術に関するもの,過去の冤罪事件を題材としたもの,DNA鑑定に関するもの,など),Dアメリカ司法制度,韓国台湾などの司法制度の報告,E弁護士倫理の検討(対応困難な被告人からの依頼,弁護人のマスコミ対応,国選弁護人の対価受領,など)などを行いました。
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