はじめに、フランス民法典の起草者ポルタリスにより、民法典草案の提案理由書として作成された「民法典序論」の総論部分を原文で講読しながら、フランス民法典の精神について検討する。その際、民法典制定の背景となるフランス古法についても解説する。 つぎに、フランス民法典制定後、フランス法はどのように展開しながら現在に至っているのかについて、民法を中心に、民法と憲法との関係、フランスにおける裁判制度など、他の法領域にも触れながら検討する。 なお余裕があれば、フランス民法個別テーマについて、日本法との比較検討を行う。
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