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履修条件 |
特にありませんが，事例問題に即して講義を進める予定なので，事前に配布する事例問題を検討して講義に参加していただきたいと思います。
なお，ロースクール生を念頭に置いた事例問題となっており，事例問題自体は，内容的にはかなり高度なものとなりますが，本講義では，受講生に法曹実務家の事件処理を体感していただくことに重きを置いているため，あまり民法の勉強をしていない方でも，法曹界に興味のある方は参加していただいて一向にかまいません。
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授業の目的 |
弁護士業務においては，法律そのものの知識は当然の前提として，依頼者が直面している個々の事案をいかに解決していくか，そのためにどんな作戦をたてて戦うのかが問われます。
本講義では，実務で重要な位置を占める財産法に関連する判例をベースとした事例問題の講義を行う予定ですが，基本的知識そのものの習得は目的とせず，具体的な事例から，法的な問題点（論点）を抽出し，当事者の立場にたって，どのように事案を解決するかを考えるという，法律構成力を養うことを目的としています。
そのために，具体的事例（判例）をもとに，実務家がどのように主張を組み立てて，攻防を繰り返すのかを検討し，実務家的な法的思考を体感していただこうと思います。
また，実務家の仕事に興味を感じてもらえるような話題も適宜紹介する予定であり，最終日の午後には，他の法曹実務家とのパネルディスカッションも予定しております。
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授業の概要・計画 |
① 本講義では，教科書による授業は行わず，最新の民法判例１００選に掲載されている担保物権法分野の最高裁判例をベースにした事例問題（合計２０題程度を予定）の解説という方式で講義を進めます。
② 本講義の開始数週間前に，受講生に事例問題を配布いたします。
受講生は，配布された事例問題のうち，各自が担当に指定された問題（２～３問）のレポートを作成の上，所定の期日までに提出してください。
なお，具体的なレポートの提出方法の詳細は，追ってご連絡いたしますが，各レポートの分量は概ねＡ４用紙で１枚～２枚程度を予定しています。
③ 講義では，受講生に提出していただいたレポートのほか，構成作成のレジュメを配布のうえ，各事例の検討を行います。なお，具体的な授業計画については第１回目の授業で説明します。
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授業の進め方 |
事前に配布する事例問題を解説し，論点抽出と法律構成の仕方を中心に講義を進めます。
事例問題自体が複雑である上，各論点の説明自体にはそれほど時間をかけずに，必要な範囲でしか触れませんので，初学者の方は予め基本書を勉強してから受講することをお勧めします。
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| 教科書・参考書等 |
事前に事例問題を配布します。レジュメと学生のレポートは，授業で配布いたします。 |
| 成績評価の方法・基準 |
試験は実施せず，出席状況並びに事前提出のレポートにて，評価をいたします。 |
| その他（質問・相談方法等） |
特になし。
日程：8/28（水）～8/30（金） |
| 過去の授業評価アンケート |
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