履修条件 |
特にありませんが、3年生の方は、前期「労働法」4単位の授業を履修しておくことを、お勧めします。 |
授業の目的 |
雇用されて働く人の約39%(女性だけだと約58%)が、非正規労働者といわれる人たちです。この比率は年々高まり、これに対処する法律の改正が着々と行われています。非正規の問題は、労働法・労働問題の最先端でもあります。 ゼミでは、これら非正規に加えて、若年者・高年者雇用問題も加えて、法律論を中心としつつも、その背景となる社会情勢や諸外国の情勢も考察しながら、理解を深めていきたいと思います。 |
授業の概要・計画 |
前期では、最初の1回目に、ゼミ運営のより詳細な計画を皆さんと相談しながら立てるとともに、野田が非正規労働問題の概説をします(野田がやるのは、これっきり)。 その上で、前期には、(1)立法動向調査班、(2)社会労働問題調査班、(3)外国情勢調査班、その他の班を編成して、それぞれの調査結果を、計画的に報告してもらい、議論を通じて理解を共有し深めていきます。 後期には、法律学の醍醐味である判例研究を行います。各自が非正規労働に関する新しい判例を選んで、原則として、3年生は2回、4年生は1回の割当で報告し、議論を通じてゼミを進行します。判例研究のノウハウは、4年生が3年生に伝授します。 最後のゼミ論集では、前期・後期のいずれの成果でも結構ですから、報告書にまとめていただきます。
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授業の進め方 |
なにより、ゼミを通じて、(1)プレゼンテーション能力と、(2)コミュニケーション能力を高めていただきます。 すなわち、聞く人を引きつけることのできる、有益かつ魅力的なプレゼンを工夫してください(パワーポイント利用もあり)。また、議論を深め、盛り上げることのできる、疑問や問題の提起を工夫してください(ディベートもあり)。 今年の計画では、テーマがある程度絞り込まれており、かつ前期の「班」編成によってより専門的を獲得しているので、議論しやすい環境になってゆくものと期待します。 良いレポートと議論を重ねることで、楽しく有益な成果を上げるようにしましょう! |
教科書・参考書等 |
特にありません。報告のための参考文献(その調査方法)については、適宜、指導します。 |
成績評価の方法・基準 |
ゼミでの報告、議論における発言状況、およびゼミ論集のレポート等の、総合的評価による。 |
その他(質問・相談方法等) |
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過去の授業評価アンケート |
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