履修条件 |
授業目的を達成するためには、やむを得ない場合を除き、毎回の予習と出席が必須です。精読型の授業ですので、多読・速読の訓練を希望する人は、別の授業を選んで下さい。
★2年生でも、各自の時間割上の都合がよければ、受講・単位取得ができます。大学受験からしばらくたった今の時点で英語から縁遠くなってしまうと、社会に出てから、英語を情報源・コミュニケーションツールとして実用的に使えないままになりがちです。この機会をぜひ活用して下さい。 |
授業の目的 |
●哲学や思想の文章を材料とすることで、精密な英語の読解力を獲得します。重要な付随効果として、日本語の読解力の向上させます。 ●政治学の授業でもあるので、政治理論・政治哲学の古典を英語で読むことにより、英語における政治学の基礎的な語彙や表現を習得します。 ●具体的な達成水準は、大学院修士課程の入試問題レベルに対応できる力の獲得です。 |
授業の概要・計画 |
この授業は、授業目的から考えて、段階的な展開はありません。単語、フレーズ、パラグラフ、節・章の構成に配慮しながら、古典テクストをひたすら読み続けます。ただし、原文になれてくるにつれて読みが深まるよう指導のレベルを徐々に上げていきます。 |
授業の進め方 |
授業の目的をふまえ、速読ではなく、熟読で進めます。構文は複雑に見えますが、文法の知識と内容の論理的つながりを把握できれば、必ず読み解けます。そ の点での強化が、この授業の実際上のメリットです。また、政治学の基本的語彙の英語版が頻出しますので、必要に応じて徹底解説します。他の政治学関係の英文(および和文)を読む基礎ともなります。 順番に訳出を割りあえてる他に、予習の徹底を図るため、受講者全員が、毎回、予習範囲の内容要約と、分からなかった単語のリスト(合わせてA4で1枚)提出を★必須★としています。 |
教科書・参考書等 |
昨年度に引き続き、J・S・ミル『代議政治論』(John Stuart Mill, Considerations On Representative Government)を読み進めます。公刊から150年余りを経たこの書物は、現代デモクラシーのあり方を考える上で、依然として価値ある古典的書物です。テクストは、公開されているPDFファイルを利用します。授業開始時にURLを案内します。 |
成績評価の方法・基準 |
学期末の試験の結果を中心に、通常時の出席・予習状況も加味して評価します。試験はとくに難問を出していませんが、ふだんの予習は必須です。また、過去の経験から言えば、欠席が4回程度を超えると単位取得が難しくなるようです。 |
その他(質問・相談方法等) |
授業内容に関する質問は、原則として授業内にお願いします。その他の質問・相談は、授業終了時およびそれ以外随時受け付けます。したがって、オフィスアワーは設定しません。 |
過去の授業評価アンケート |
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