履修条件 |
特にありませんが、分権改革や地方自治に関心がある学生を期待します。 学部、学年は問いません。 |
授業の目的 |
分権改革が進み、私たち住民の手で地域のデザインが描けるようになったとき、私たちはどんな地域をつくるのでしょうか。戦後の混乱期から立ち上がった時代、豊かな生活を夢見た高度成長期は地域のあり方も全国一律でした。しかし、価値観が多様化し、幸福の指標も同じではなくなった今、どこで切っても同じ絵が出てくる「金太郎あめ」ではない独自の地域づくりが求められています。分権時代の地域像を考えてみましょう。 |
授業の概要・計画 |
◇九州に暮らしていながら、意外と知らないのが九州の現状や歴史です。地域の未来図を探るためにも把握しておく必要があります。 ◇高齢化や過疎、経済の停滞など九州の各地域が抱える課題も考えてみましょう。 ◇アジアとの関係を九州の特色にしようという動きが強まっています。それは単に距離が近いからなのでしょうか。島根県の竹島や沖縄県の尖閣諸島をめぐり、日韓、日中の関係が冷え込んでいる中、九州はアジアとどう向き合えばいいのでしょうか。一見、無縁に思えるアジアと分権はどう結び付くのでしょうか。 ◇都道府県を再編する道州制は分権改革と言えるのでしょうか。私たちの住む地域にとって道州制はどんな意味を持つのか考えます。 |
授業の進め方 |
◇新聞記事や私の取材経験をもとに授業を進めます。 ◇授業の一部時間を時事ニュース解説に当てます。九州や分権改革に関する最新のニュースを取り上げます。新聞などで日々のニュースに関心を持ってください。 ◇後期を通して連続性を持って授業を進めますので、特別の事情がない限り、休まないでください。 |
教科書・参考書等 |
特定のテキストはありません。 |
成績評価の方法・基準 |
課題レポートを提出してもらい、出席状況を加味して評価します。(試験は行いません) |
その他(質問・相談方法等) |
◇出席カードに質問や感想を書いてもらい、翌週に回答するという形で、双方向性の授業を目指します。 ◇授業が終わった後や研究室(旧工学部本館)でも質問に応じます。 |
過去の授業評価アンケート |
|