履修条件 |
特になし。「国際法」の基本概念、基礎理論について学修していることが望ましい。 |
授業の目的 |
国際環境法は、環境保護を目的とした一群の国家間合意からなる発展著しい法分野であり、国際環境協力の法的枠組を提供するとともに、各国国内の環境法や環境政策に多大な影響を与えている。この講義は、国際環境法の展開、基本的な概念と原則、国際環境法の特質といった国際環境法の基本的事項を理解し、それをふまえて、貿易と環境といった国際環境法の現代的諸問題について、受講生が理解を深めることを目的とする。 |
授業の概要・計画 |
国際環境法の展開、基本的な概念と原則、国際環境法の特質といった国際環境法の基本的事項について理解を深め、それをふまえて、自由貿易と環境保護、人権と環境保護など、国際環境法をとりまく現代的諸問題について検討する。 1. 国際環境法ーその特質と展開 2. 国際環境法の法源と規範形成過程 3. 環境保全に関する国家の基本的権利義務 4. 国際環境法の原則 5. 環境損害の救済と責任 6. 国際環境法の履行確保 7. 国際環境法の現代的諸問題
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授業の進め方 |
本講義は、ビデオや資料を用い、国際環境法に関連する具体的な事件やできごとなどをできる限り紹介しながら、講義形式で行う。講義中、講義外における積極的な質問、意見交換を歓迎する。 |
教科書・参考書等 |
レジュメによる講義のため、教科書は指定しない。ただし、いずれかの国際条約集を講義に持参すること。参考図書として、松井芳郎著『国際環境法の基本原則』東信堂(2010)。その他の参考図書については講義中に指示する。 |
成績評価の方法・基準 |
平常点(50%)、講義終了後に提出するレポート(50%)による。 |
その他(質問・相談方法等) |
日程:9/8(月)〜9/11(木) |
過去の授業評価アンケート |
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