政治学原論【政治動態分析入門】

最終更新日:2017年8月21日

授業科目名
政治学原論【政治動態分析入門】
標準年次
2・3・4
講義題目
ガバメントからガバナンスへ
開講学期
前 期
担当教員
出水 薫
単位数
2単位
教  室
202(9月1日、2日、5日)、201(9月3日、4日)
科目区分
基盤科目
履修条件
 履修希望者は、初日最初の時間にあるガイダンスに、かならず出席してください。
 
 正当な理由により、出席できない場合は、あらかじめ出水にメールでしらせてください。
授業の目的
 今日、各種の構造変化により、ネイション・ステイトを基本単位とみなしてきた社会科学の諸分野は、その枠組の修正を迫られています。

 政府/市場/市民社会のように国境を前提とした三区分を設け、政府を主要な対象として「政治」を論じることも、その有効性に疑問が提示されつつあるのが現状です。

 結果として、ガバメント(政府)への着目ではなく、過程・機能・成果に着目する「ガバナンス」という観点が、社会科学において急速に注目を集めています。

 本講義では、以上のような変化をもたらす背景と、「ガバナンス」を政治学的に、どのように理解すべきかということを検討します。

 本講義を受講した後には、政治学を含む社会科学の旧来の枠組みが、今日、どのような挑戦を受け、どのように変化をしつつあるのかを理解でき、さらに「ガバナンス」という観点について、初歩的な知見を得られることになります。
授業の概要・計画
本講義の概要と具体的な授業計画は、初日の最初の時間におこなうガイダンスで説明します。
授業の進め方
 標準的な講義形式です。

 ただし変則的な時間構成(講義と休憩など)を採用しますので、初回ガイダンスに出席し、かならず確認してください。
教科書・参考書等
 講義を理解するのに役立つ参考書や、最終レポートなどに使用する書籍は別途指定しますが、教科書は指定しません。
成績評価の方法・基準
 講義感想カード、質疑への貢献、最終レポートなどを総合的に判断し、以下のような基準で評価します。

 想定された水準を超え、きわめて優秀:〜90点
 想定された水準を超え、優秀:89〜80点
 想定された水準を満たしている:79〜70点
 想定された水準に部分的に満たないところもあるが単位は認定しうる:69〜60点
その他(質問・相談方法等)
【注意】
 平成21年度以前入学者がこの科目を受講した場合は、入門科目「政治動態分析入門」に読み替えます(基盤科目「政治学原論」にはなりません)。
 また他学部の学生は、この科目を「政治学入門」に読み替えることができます。読み替えを希望する方は、受付簿への記入の際に読み替えの申請を忘れないようにしてください。
過去の授業評価アンケート