民事救済法

最終更新日:2017年8月21日

授業科目名
民事救済法
標準年次
3・4
講義題目
応用民事訴訟法および民事執行法・民事保全法
開講学期
後 期
担当教員
上田竹 志
単位数
4単位
教  室
302
科目区分
展開科目
履修条件
民事訴訟法(4単位)あるいは民事訴訟法TUを履修済みであること。
授業の目的
1.民事訴訟法の基礎的な知識を踏まえた上で、民事複雑訴訟(複雑請求訴訟、多数当事者訴訟、上訴、再審)について、制度の基本的な仕組みを理解する。
2.民事執行制度、民事保全制度について、基本的な仕組みを理解する。
授業の概要・計画
概ね、以下の順序にしたがって講義を進める(付された番号は講義回数と一致しない)。

<応用民事訴訟法>
1.民事訴訟法の復習
2.複雑請求訴訟
3.通常共同訴訟
4.必要的共同訴訟
5.共同訴訟参加、独立当事者参加
6.補助参加、訴訟告知
7.訴訟承継
8.控訴
9.上告、抗告
10.再審

<民事執行法>
11.民事執行・保全手続の概観
12.民事執行手続の主体
13.強制執行手続総論@債務名義
14.強制執行手続総論A執行文
15.強制執行手続総論B執行抗告、執行異議
16.強制執行手続総論C執行関係訴訟
17.不動産強制執行
18.動産執行
19.債権執行
20.非金銭債権の実現
21.担保権実行手続、形式競売

<民事保全法>
22.保全命令手続
23.保全執行手続
授業の進め方
講義形式で行う。
教科書・参考書等
<応用民事訴訟法>
特に指定しない。(「民事訴訟法」で使用した教科書、もしくは各自が使いやすい教科書を使用されたい。)

<民事執行法、民事保全法>
特に指定しないが、以下のものが便宜である。
・ 和田吉弘『基礎からわかる民事執行法・民事保全法〔第2版〕』(弘文堂・2010年)
・ 中西正=中島弘雅=八田卓也『民事執行・民事保全法』(有斐閣・2010年)
・ 中野貞一郎『民事執行法〔増補新訂六版〕』(青林書院・2010年)

なお、民事訴訟法、保全執行法とも、判例百選は講義中に適宜参照する。
成績評価の方法・基準
期末試験の成績による。
その他(質問・相談方法等)
オフィスアワーは金曜4限。
研究室を訪ねる際には、事前にメール(ts-uedaアットマークlaw.kyushu-u.ac.jp)に連絡をいただければ、確実に研究室にいます。
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