履修条件 |
民事訴訟法(4単位)あるいは民事訴訟法TUを履修済みであること。 |
授業の目的 |
1.民事訴訟法の基礎的な知識を踏まえた上で、民事複雑訴訟(複雑請求訴訟、多数当事者訴訟、上訴、再審)について、制度の基本的な仕組みを理解する。 2.民事執行制度、民事保全制度について、基本的な仕組みを理解する。 |
授業の概要・計画 |
概ね、以下の順序にしたがって講義を進める(付された番号は講義回数と一致しない)。
<応用民事訴訟法> 1.民事訴訟法の復習 2.複雑請求訴訟 3.通常共同訴訟 4.必要的共同訴訟 5.共同訴訟参加、独立当事者参加 6.補助参加、訴訟告知 7.訴訟承継 8.控訴 9.上告、抗告 10.再審
<民事執行法> 11.民事執行・保全手続の概観 12.民事執行手続の主体 13.強制執行手続総論@債務名義 14.強制執行手続総論A執行文 15.強制執行手続総論B執行抗告、執行異議 16.強制執行手続総論C執行関係訴訟 17.不動産強制執行 18.動産執行 19.債権執行 20.非金銭債権の実現 21.担保権実行手続、形式競売
<民事保全法> 22.保全命令手続 23.保全執行手続
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授業の進め方 |
講義形式で行う。 |
教科書・参考書等 |
<応用民事訴訟法> 特に指定しない。(「民事訴訟法」で使用した教科書、もしくは各自が使いやすい教科書を使用されたい。)
<民事執行法、民事保全法> 特に指定しないが、以下のものが便宜である。 ・ 和田吉弘『基礎からわかる民事執行法・民事保全法〔第2版〕』(弘文堂・2010年) ・ 中西正=中島弘雅=八田卓也『民事執行・民事保全法』(有斐閣・2010年) ・ 中野貞一郎『民事執行法〔増補新訂六版〕』(青林書院・2010年)
なお、民事訴訟法、保全執行法とも、判例百選は講義中に適宜参照する。 |
成績評価の方法・基準 |
期末試験の成績による。 |
その他(質問・相談方法等) |
オフィスアワーは金曜4限。 研究室を訪ねる際には、事前にメール(ts-uedaアットマークlaw.kyushu-u.ac.jp)に連絡をいただければ、確実に研究室にいます。 |
過去の授業評価アンケート |
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