履修条件 |
特には定めません。知的財産法に関する科目を履修済みである必要もありません。 |
授業の目的 |
(1)社会の中で起きたことがらを観察して、ある事実があったかなかったかを議論したり(いわゆる「事実認定」)、ある事実が確かにあったことを前提として法律の適用をしたりできるように、そのことがらを記述する基本的な能力を獲得すること。 (2)法律、規則、契約などルールの条文の組み立て方(いわゆる「要件事実」と「立証責任」)を知り、条文を解釈したり適用したりできる基本的な能力を獲得すること。 (3)知的財産権に関する裁判例を素材として、上記(1)および(2)の能力を実戦的な水準にまで高めること。 (4)以上に加え、書面および口頭で、論理的な表現をおこなう能力を獲得すること。 (5)さらに、魅力的なプレゼンテーションをおこなう能力を獲得すること。 |
授業の概要・計画 |
◯最初に簡単なオリエンテーションを行ったあと、二回ほど、参加者が裁判例を分析して報告することにします。これによって、みなさんの能力の水準(裏返せば、九大法学部の教育の水準)を、みんなで確認することにしましょう。 ◯その後、当分のあいだ、教員が準備する教材を利用した問答式の授業を行います。 ◯参加者たちが「授業の目的」(1)および(2)に示した能力をある程度獲得した時期をみはからって、知的財産権に関する裁判例を素材とした分析および報告を、各参加者が行うことにします。
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授業の進め方 |
◯教員と参加者との問答と、参加者の単独またはチームによる報告を中心として、授業を進めます。 ◯参加者の能力が十分に高まった場合には、参加者同士の問答もとりいれます。 ◯教員および参加者は、この演習のために用意されたFacebookのグループに登録し、これをもちいて情報交換、教材の配信等を行うこととします。 ◯教授方法の開発のため、授業の録画、録音、撮影等を行うことがあります。その結果は、個人情報の保護に留意しつつ、学術または教育上の目的のために、教員およびその共同研究者、ならびに、これらが所属する組織で利用します。
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教科書・参考書等 |
適当なものがあれば、随時、紹介します。 |
成績評価の方法・基準 |
成績評価は、問答の内容および報告の内容をもとに「授業の目的」に示した能力がどの程度身についたかを基本として、出席状況も加味しつつ、行います。 |
その他(質問・相談方法等) |
学生は、あらかじめ教員とe-mailで日時を調整のうえ、教員の研究室を訪問して、質問、相談などを行うことができます。教員のe-mailアドレスは、”jshin768@gmail.com” です。 |
過去の授業評価アンケート |
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