地域研究

最終更新日:2017年8月21日

授業科目名
地域研究
標準年次
3・4
講義題目
アジアの国際政治経済論
開講学期
前 期
担当教員
椛島洋美  
単位数
4単位
教  室
未定
科目区分
展開科目
履修条件
 特になし
授業の目的
 国際政治経済の諸理論を説明することができる。
 アジアの国際関係ならびに地域主義に関する基礎知識を習得し、諸論点について理解できるようになる。
授業の概要・計画
 グローバルなパワーシフトが昨今、議論されてきているが、その焦点は2つある。1つは冷戦後のアメリカ一極集中の時代を経て生じてきている、国家間のパワーバランスが変化している事実。もう1つは、パワーが国家アクターによって独占されるものではなく、非国家アクターへとパワーが分散してきている状況。パワーシフトを語る上で、アジアの展開を無視するわけにはいかない。
 本講義は、国際政治経済論をベースに、アジア太平洋の地域としての構造について、国家間の経済連携や地域協力の文脈でアプローチするものである。日本は、アジアの中でどのような位置にいるのか。アジアにおける中国の存在はどのようなものになってきているのか。APECはどのような役割を果たしてきたのか。あるいはAPECは既に機能不全に陥っているのか。ASEAN+3や東アジアサミットはどう動いてきているのか。TPPはアジア太平洋地域の構造にどのような影響を与えるのか。
 具体的な授業計画については、授業の冒頭で説明する。
授業の進め方
 原則として講義形式で行う。
教科書・参考書等
教科書:特に指定しない

参考図書:
 野林健ほか編著『国際政治経済学・入門(第3版)』有斐閣アルマ、2007年
 山本吉宣ほか編著『国際政治から考える東アジア共同体』ミネルヴァ書房、2012年。
成績評価の方法・基準
 最終日に行う筆記試験(論述形式)によって評価する。
その他(質問・相談方法等)
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