履修条件 |
特に定めません。他学部受講者も歓迎します。
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授業の目的 |
裁判とは異なり意義と構造を持った手続として調停(Mediation)が存在しますが、そのことを理論的に位置づけた上で社会制度上に置かれた手続を見直していくべきだと考えられるようになったのは、せいぜい1970年代以降のことです。この比較的新しい学問分野としての紛争管理論に受講者がしっかりととりくめるように、双方向的な学びの機会とすることを目的にしています。 |
授業の概要・計画 |
全体の流れとしては、 ・紛争管理論(Conflict Management)の基礎的な理論 ・調停(Mediation)の技法 ・現実の紛争解決手続(Dispute Resolution Process)の現状と課題 という形で進行させる予定です。 |
授業の進め方 |
パワーポイントを用いて説明します。期間中に小テストを実施しますが、解説した内容を正しく理解しているかについての基礎的な内容になります。
技法に関しては、スキルプレイ、ロールプレイといった参加型の活動を行っていただきます。
現実の紛争解決手続について、課題論文をプレゼンテーションしていただく機会も作ります。
各講義の最後の5分程度を使って、ふりかえりを記入していただきます。 |
教科書・参考書等 |
調停技法に関するテキストとしては、教員の連載記事「調停技法誌上講義」(JCAジャーナル)を電子ファイルとして参加者に配付します。 その他の参考文献として、レビン小林久子『解説同席調停』(日本加除出版)、山田文・山本和彦『ADR仲裁法』(日本評論社)を挙げます。 学生報告用の文献についても、電子ファイルとして提供します。 |
成績評価の方法・基準 |
小テスト4割、報告3割、授業への参加3割とします。 |
その他(質問・相談方法等) |
オフィスアワーは特に設定しませんので、質問等は、授業時間後を含め適宜受け付けます。 |
過去の授業評価アンケート |
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