Course Title |
Special Lecture on Economic Law |
Course Overview |
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履修条件 |
独禁法を学んでいると,いわゆる六法などをもっと真面目に学んでおけばよかったと思うことがしばしばあります。そう思ったときに,それらの科目の教科書等を改めて紐解く手間を惜しまないことが履修条件です。 |
授業の目的 |
ニュースなどで,「独占禁止法」とか「独禁法」という文字列を目にすることがたまにあるのではないでしょうか。たいていは「談合」とか「カルテル」といった文字列と一緒に出てきますが,独禁法の守備範囲はそれだけではありません。たとえば,Googleに対して,欧州委員会が欧州の独禁法にもとづいてアクションを起こした/ているといったニュースを見かけた方もいるでしょう。 この授業では,こうした独禁法に関するニュースを見たときに,そこで問題となっている行為が独禁法違反かどうかを判断する際に,どのような点がポイントとなるかが分かるようになることを目的とします。
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授業の概要・計画 |
初回の授業の一部を用いて,最終的な評価のために行なう試験と同じような事例問題に取り組んでもらいます。このような取り組みをすることによって,授業のどの部分に特に注意を払えばよいかが皆さんに分かりやすくなることを期待します。また,その後の授業では,いちいち説明することなく必要に応じてこの事例問題に言及できますので,よりスムーズに授業を進行できるでしょう。以上のような目的から行なうものですので,予習をしてくる必要はありませんし,最終的な評価には一切関係ありません。 その後,教科書の構成に従いながら,独禁法について講義していきます。
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授業の進め方 |
担当教員による講義を原則としますが,様子をみて,受講者との質疑応答もまじえていきたいと思います。 授業に出席する際には、少なくとも、独禁法が収載されている六法または条文集と、指定された教科書を携帯してください。また,授業開始までに公表される予定であろう「独占禁止法に関する相談事例集(平成27年度)」と「平成27年度における主要な企業結合事例について」の中の事例に授業で言及することがあります(前者は,http://www.jftc.go.jp/dk/soudanjirei/index.html 後者は,http://www.jftc.go.jp/dk/kiketsu/index.html において6月末までに入手可能となるはずです)。
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教科書・参考書等 |
白石忠志『独禁法講義〔第7版〕』(有斐閣,2014年) |
成績評価の方法・基準 |
期末試験により成績評価を行ないます。期末試験では、独占禁止法が関係する事例問題を出題して分析していただく予定です。 |
その他(質問・相談方法等) |
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事前/事後学修 |
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