渉外的な民事紛争が生じた際、これを解決する役割を果たすのが国際私法である。本講義では、@「国際私法とは何か」という基礎理論、A準拠法決定プロセス(以上、総論)、B法律問題の類型それぞれについての準拠法決定ルール(各論)、及びC国際民事手続について論じる。 (1)国際私法の定義と必要性 (2)単位法律関係・性質決定 (3)連結点・法律回避 (4)反致・不統一法国・未承認国家・公序 (5)自然人・法人 (6)法律行為 (7)法定債権 (8)物権・知的財産権 (9)債権・債権譲渡 (10)婚姻・離婚 (11)親子関係 (12)相続、遺言 (13)国際裁判管轄 (14)送達、証拠調べ、外国法の取り扱い (15)外国判決の承認執行、国際訴訟競合、ADR
|