Course Title |
Seminar on Conflict Management |
Course Overview |
Research on the basis of conflict management through both practical and theoretical approach. |
履修条件 |
特に履修条件は設定しませんが、紛争管理論講義の履修を推奨します。 学外の方との交流も行う予定ですので、受け身でなく積極的な関わりを持ちたいと考えている方に参加していただきたいと考えます。 また、ワークショップやファシリテーションに関心のある方の参加を特に歓迎します。 法学部以外からの履修も歓迎致します。 |
授業の目的 |
紛争管理論とは、裁判という事実と規範による紛争解決とは異なって、話し合いと納得による紛争解決(中心的には調停)を理論的、実務的に研究する学問分野です。また、調停に限らず、公正さと親切さの両方が必要な様々な「現場」を新しい角度から分析したり改善の方向性を考えたりできるという広がりもある領域です。
参加いただいた方のメリットとして、発表能力(プレゼンテーション)、取材能力(インタビュー)、議事進行能力ないし対話充実化能力(ファシリテーション)、研究遂行能力、文章力などの各種能力の向上を目的としています。 |
授業の概要・計画 |
参加者と相談の上決定しますが、皆で研究する共通テーマを決定し、輪読する対象テキストを選定し進めます。 参加者は、ゼミ論の作成に向け、関連報告も行っていただきます。
現在のところ、本年度の共通テーマとしては、@支援論(シャイン『プロセスコンサルテーション』等)、A交渉論(レビンスキー『交渉力』等)、B過去の調停・ADRの実証研究を候補として考えています。
年度末には各自ゼミ論文を執筆していただきます。
※2016/1/26追記 本年度の共通テーマとして、上記の支援論や交渉論ではなく、家庭裁判所の家事調停について、特に面会交流についての研究を行おうかと考え始めています。(参加者と相談の上決めますが。) |
授業の進め方 |
発表者を割り当て、順に報告するスタイルで実施します。
ワークショップのプログラム作成や進行についても分担が必要になるでしょう。
後期は各自のゼミ論文の準備としての報告を行って、皆で議論します。 |
教科書・参考書等 |
輪読対象のテキストは、参加者と相談の上決定します。
参考書として、紛争管理論に関しては、『解説同席調停』(日本加除出版)他、レビン小林久子先生の一連の著書をお勧めします。また、教員の単著『現代調停論』(東京大学出版会)も併せて参考書として紹介致します。 社会科学の研究手法に関する入門書として、白井・高橋『よくわかる卒論の書き方』(ミネルヴァ書房)を推薦します。 |
成績評価の方法・基準 |
毎回の参加、報告、ゼミ論文を評価対象とします。 |
その他(質問・相談方法等) |
シラバスを見てもよくわからないことも多いのではないかとおもいます。ぜひ気軽に研究室に来室して質問して下さい。
研究室の電話番号は、092-642-3174です。 |
事前/事後学修 |
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