Course Title |
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Course Overview |
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履修条件 |
国際法の基本知識を有していることが望ましいが、履修条件とはしない。 |
授業の目的 |
本授業では、国際法の一分野である国際環境法を講義する。越境大気汚染、生物多様性保全、海洋汚染、気候変動等、今日我々が直面している環境問題は国際的な対処を必要としている場合が少なくなく、国際法のルール・制度が発展してきている。この授業は、こうした環境保護に関わる国際法をできるだけ体系的に講義することを目的としており、法的な観点から国際的な環境問題を把握する能力を養成するとともに、問題解決に向けて自らの頭で考えていくための手掛かりを提供したいと考えている。 |
授業の概要・計画 |
以下のような計画で集中講義を行う。なお、講義の内容や順序については、若干変更する場合もある。
1.イントロダクション 2.国際環境法の基本的な機能とその発展史 3.一般国際法の意義と限界:越境汚染問題を手がかりに(1) 4.一般国際法の意義と限界:越境汚染問題を手がかりに(2) 5.環境条約における国際規範の形成 6.環境条約の国内実施 7.環境条約の遵守の促進・確保 8.国際環境法の基本原則 9.海洋環境の保護に関する制度(1) 10.海洋環境の保護に関する制度(2) 11.生物・自然環境の保護に関する制度 12.大気の保護に関する制度(1) 13.大気の保護に関する制度(2) 14.宇宙環境の保護に関する制度 15.全体のまとめ
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授業の進め方 |
配布するレジュメに沿って授業を行う。なお、以下の「教科書・参考書等」で示す国際条約集は必ず授業に持参すること。 |
教科書・参考書等 |
『国際条約集』(有斐閣。できるだけ年次の新しいもの)は授業でも使用するので持参すること。その他参考図書として、松井芳郎『国際環境法の基本原則』(東信堂)、西井正弘・臼杵知史編『テキスト国際環境法』(有信堂)を挙げておく。 |
成績評価の方法・基準 |
本講義は計4日間の集中講義である。@授業日ごとに課すリアクションペーパー(各4回×10点=40点)と、A最終レポート(60点。詳しくは開講時に説明するが、最終レポートの提出締切は授業最終日から2〜3週間後を今のところ予定)で成績評価を行う。 |
その他(質問・相談方法等) |
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事前/事後学修 |
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