政治学史基礎【政治理論入門】

最終更新日:2017年8月21日

授業科目名
政治学史基礎【政治理論入門】
標準年次
2
講義題目
   政治学の古典を読む
開講学期
前 期
担当教員
関口 正司(SEKIGUCHI M.)
単位数
2単位
教  室
中講
科目区分
基盤科目
使用言語
Japanese
科目コード
LAW-LAW2831J
Course Title
An Introduction to the History of Political Theory
Course Overview
Reading a classic of political theory (Machiavelli, the Prince) particularly in the light of the author’s intention and the historical contexts.
履修条件
授業目的を達成するために、毎回の出席と指定テクストの予習が必須です。

予習しながら自分で まず考えてみて、どこが理解でき理解できないかを確認してから授業に出ることが、効果的学習のコツです。予習には90分程度が必要です。予習を促進するために、予習記録用紙をpdfで配布し、毎回、授業開始時に提出してもらいます。
授業の目的
【知識】実践知としての政治理論の特性、政治理論の基本的諸概念、特に権力と権威の概念を把握する。
【技能】複雑なテクストの総合的理解の技術を持つ。」
【態度】予習を前提とした自律的な学習の習慣、自己の判断に理由をつける習慣、古典に立ち返る習慣を身につける。
授業の概要・計画
●これまで何年にも及ぶ受講者の試験成績や授業評価から判断して、大人数での授業であるにもかかわらず、じっくりと読み(きちんと予習し)積極的に出席している受講者の場合は、読解力が確実に高まっています。
●政治学の名著・古典中の名著・古典、マキアヴェリ『君主論』を徹底的に精読・熟読します。
授業の進め方
★下記に指定しているテキストを早めに入手し、初回の授業までに、『君主論』第4章まで読んで予習しておいてください(わからない語句の意味や読みも調べ ておくこと)。授業開始後は、連休明けまでに、最後まで読み通しておいてください。字面を負うのではなく、なぜ、こう書いたのだろう、と問いながら読むことがポイントです。そうした自分なりの読みを、授業の中での私の読みと比べて、さらに考えを 深めることができます。
●進め方としては、テクストにもとづいて、テクストを註解します。
●予習しないで授業に出席しても、読解力は全くつきません。まず、自分で読んでみることが★絶対不可欠★です。音読は脳を刺激し効果的なので、お勧めです。
教科書・参考書等
マキアヴェリ『君主論』(新訳)、池田廉訳、中公文庫(中央公論社)、定価843円(生協価格:759円)。ISBN 9784122040120

他にも様々な翻訳がありますが、訳語や頁数が違っていて授業の進め方の障害になるので、上記のものに限ります。
成績評価の方法・基準
●学期末の試験により、成績評価を行ないます。
●試験では、テクストの著者の意図や歴史的コンテクストに関する理解度を図る指標を手掛かりに、授業目的としている知識・技能・態度をそれぞれ測定した上で、総合的に評価します。なお、近年、試験の解答がパターン化してきているので、今年度は設問や解答の形式を大きく変える予定です。
●授業に出席しないと、授業目的の達成は原理的に不可能です。また、現実に、試験の際に答案が書けません。
その他(質問・相談方法等)
質問は、原則として、授業時間内に受け付ます。

【EU-DPs科目分類】
(B)歴史・思想・文化など、EUに関連するものを扱う
*
本科目はEU研究ディプロマプログラム(EU-DPs)に開放されています。
http://www.euij-kyushu.com/jp/home/index.html
本科目では、 歴史・思想・文化など、EUに関連する内容の講義を行います。
事前/事後学修