Course Title |
Reading English Classics of Political Theory |
Course Overview |
Reading English Classics of Political Theory (John Stuart Mill, Considerations on Representative Government) and working out its implications for the political philosophy of our time. |
履修条件 |
授業目的を達成するためには、やむを得ない場合を除き、毎回の予習と出席が必須です。精読型の授業ですので、多読・速読の訓練を希望する人は、別の授業を選んで下さい。
大学受験からしばらくたった今の時点で英語から縁遠くなってしま うと、社会に出てから、英語を情報源・コミュニケーションツールとして実用的に使えないままになりがちです。この機会をぜひ活用して下さい。
★2年生でも、各自の時間割上の都合さえよければ、基盤科目として受講・単位取得ができます。 |
授業の目的 |
【知識・技能】 ・英語で書かれた哲学や思想の文章について、精密な読解ができるようになる。(重要な付随効果として、日本語の読解力も向上する。) ・政治理論・政治哲学の古典を英語で読むことにより、英語における政治学の基礎的な語彙や表現が習得される。 【態度】 ・重要な情報源の一つとして、英語文献に抵抗なく取り組めるようになる 【達成水準】 ・大学院修士課程の入試問題レベルに対応できる力の獲得。 |
授業の概要・計画 |
授業の目的や内容の特性のため、授業内容の段階的な展開はありません。単語、フレーズ、パラグラフ、節・章の構成に配慮しながら、古典テクストをひたすら読み続けます。ただし、原文に慣れてくるにつれて読みが深まるよう指導のレベルを徐々に上げていきます。 |
授業の進め方 |
●授業の目的をふまえ、速読ではなく、熟読で進めます。構文は複雑に見えますが、文法の知識を駆使しつつ、政治学的な内容の論理的つながりを把握できれ ば、必ず読み解けます。この点の強化が、本授業の実際上のメリットです。 ●たとえば、democracyやpeopleが不可算名詞か可算名詞か、冠詞がつくかつかないか、単数扱いか複数扱いかなどに配慮して正確に訳すのは簡単ではありません。文法の知識と政治学の知識の両方が不可欠です。この例のような政治学の基本的語彙の英語版が頻出しますので、歴史的背景なども含めて可能な限り徹底解説します。他の政治学関係の英文(および和文)を読む基礎ともなります。 ●順番に訳出を割りあえてる他に、予習の徹底を図るため、受講者全員が、毎回、予習範囲の内容要約と、分からなかった単語のリスト(合わせてA4で1枚)提出を★必須★としています。 |
教科書・参考書等 |
J・ S・ミル『代議政治論』(John Stuart Mill, Considerations On Representative Government)を読み進めます。公刊から150年余りを経たこの書物は、現代デモクラシーのあり方を考える上で、依然として非常に価値のある古典 です。テクストは、ウェブ上に公開されているPDFファイルを利用します。授業開始時にURLを案内します。 |
成績評価の方法・基準 |
学期末の試験で、テクストの一部を邦訳してもらい、その完成度を手掛かりに、英語面での読解力、政治学の概念や語彙の理解など、授業目的とした知識・理解の面を評価します。
通常時の予習状況も評価に加味します。
試験はとくに難問を出していませんが、ふだんの予習は必須です。また、過去の経験から言えば、欠席が4回程度を超えると単位取得が難しくなるようです。 |
その他(質問・相談方法等) |
授業内容に関する質問は、原則として授業内にお願いします。その他の質問・相談は、授業終了時およびそれ以外随時受け付けます。したがって、オフィスアワーは設定しません。 |
事前/事後学修 |
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