民法演習

最終更新日:2017年8月21日

授業科目名
民法演習
標準年次
3・4
講義題目
人工知能と民事責任
開講学期
通 年
担当教員
田中(教 雄)(TANAKA N.)
単位数
4単位
教  室
106
科目区分
展開科目
使用言語
Japanese
科目コード
LAW-LAW3911J
Course Title
Artificial intelligence and Civil liability for damages
Course Overview
We will discuss civil liability for damages caused by AI.
This course aims to enable students to analyze the civil liability.
履修条件
 特にありません。
 充分な準備をして出席し,積極的に討論する人の参加を歓迎します。
授業の目的
 民事責任に関する専門知識を確実なものとし,人工知能をめぐる民事的な諸問題を的確に分析・説明できること(「知識・理解の観点」)。
 専門知識を自立的・主体的に学ぶ基盤的能力及び柔軟で批判的・創造的な思考力に裏打ちされたコミュニケーション能力・情報発信能力を身に付けること(「専門的技能の観点」)。
授業の概要・計画
 人工知能の開発が目覚ましく,自動運転車についてはすでに実証実験が開始されています。政府においても「人工知能と人間社会に関する懇談会」「AIネットワーク化検討会議」「AIネットワーク社会推進会議」等で検討がされており,自動運転については,「自動走行の制度的課題等に関する調査研究報告書」「自動走行システムに関する公道実証実験のためのガイドライン」も存在しています。
 そこでは法的な問題も取り上げられていることから,今回のゼミでは,人工知能によって発生することが予想される諸問題と,従来の民法理論による対処の可能性について検討したいと思います。
授業の進め方
 数人によるグループで報告等を分担し,『ゼミ論文集』を作成します。
 前期は,人工知能とは何か,人工知能は何に利用されるのか,人工知能により発生すると予想される諸問題,それらと民事責任との関係等について,分担して報告してもらいます。
 後期は,前期で調べた事項について,補充的な調査をしたうえで,原稿を提出してもらい,全員で検討のうえ,原稿を確定し,『ゼミ論文集』を作成します。
 前期・後期とも,ゼミの時間が30分程度延長されることがあります。
教科書・参考書等
 特にありません。
成績評価の方法・基準
 出席,報告,討論,受講態度,貢献度を総合して評価します。
その他(質問・相談方法等)
 ゼミ旅行の様子などについては,http://cuiacu.yukihotaru.com/daigaku/tanaka.htmlを参照してください。
事前/事後学修