政治学史演習

最終更新日:2017年8月21日

授業科目名
政治学史演習
標準年次
3・4
講義題目
民主主義と公共性の観点から地方自治を考える
開講学期
通 年
担当教員
関口 正司(SEKIGUCHI M.)
単位数
4単位
教  室
科目区分
展開科目
使用言語
Japanese
科目コード
LAW-LAW3911J
Course Title
Seminar in Political Philosophy
Course Overview
Reading classical texts of political philosophy. This academic year will be beginning by Tocqueville’s Democracy in America. Through discussion on the texts, the concepts of the public and democracy and their practical applications will be focused.
履修条件
●特別な条件は一切ありません。
○将来、国や自治体の職員や議員、地域メディア、NPO等での活動、あるいはそれらに関する研究を希望している人を歓迎します。
○サブゼミ参加者も積極的に受け入れます。
▲このゼミでは、学術上の作法に配慮しつつも、実践的に頭を働かせ、積極的に発言するための訓練をいっそう重視します。
授業の目的
残りの大学生活、および大学卒業後において自立的に学び、また、他の人々と協力を進めていくために必要となる以下のような知識・技能・態度の獲得を促進します。

@地域をめぐる思想や理論を、地域の種々の具体的課題との関連を意識しながら、理解できるようになる。
Aとくに政治関連のゼミとして、公共性とリーダーシップに関する基本的知識を活用できるようになる。
B傾聴の姿勢が実感でき、合意形成や共通の課題発掘のための基本的なスキルが使えるようになる。
Cゼミ論の企画・執筆を通じて、調査報告書や企画書を書くためのスキルを高める。
授業の概要・計画
1)幾つかのテクストの読解をきっかけとしながら、ワークショップ型のセッションを多用して、積極的な意見交流を図ります。また、これをゼミ論文のテーマ発掘の機会として活用します。

2)自分のテーマ、使用する材料や方法などについて、交互に発表し、レベルアップを図ります。

詳細については、参加者の人数との関連もあるので、ゼミ開始後に参加者と相談しながら具体的に決めていきます。
授業の進め方
◆当初の立ち上げ段階では、全員が指定テクストの指定部分について、毎回レジュメを作成・提出し、それを前提に意見交換をします。意見交換に多くの時間を 割きます。また、必要に応じて、教師の側から発問をし、それについてグループ討論をします。教師の側からのコメントや知見の紹介は、グループ討論の時間を 上回らないようします。
◆毎回、予習とグループ討論などを、全員に求めますので、傍観者的参加はできません。4〜5名の討論が効果的ですので、そのようなグループ編成をします。
◆以上を通じて、毎回、適度の知的な疲労感と充実感が残るゼミになるよう、めざします。
★夏休みには、ゼミ論構想を前進させるために、例年通り、合宿(九重共同研修所)をやります。
教科書・参考書等
詳細はゼミ開始後に説明しますが、最初は、トクヴィル『アメリカのデモクラシー・第1巻』(上・下2冊、岩波文庫)の予定です。
成績評価の方法・基準
@ゼミ論文および、A通常のゼミに対する取り組み方(報告や討論への参加、ゼミ運営への貢献や協力等=これ自体、公共性を考える基本姿勢にもつながる)により総合的に評価します。
その他(質問・相談方法等)
ゼミの内容に関する質問は、意見交換の活性化を図るというゼミの趣旨から、ゼミを行なっている時間にしていただくことを原則とします。個別的な相談は、ゼミ終了時に受け付けますが、それ以外の時間帯でも、可能な限り柔軟に対応します。
事前/事後学修