行政学演習

最終更新日:2017年9月25日

授業科目名
行政学演習
標準年次
3・4
講義題目
公共政策と地方自治
開講学期
通 年
担当教員
嶋田 暁文(SHIMADA A.)
単位数
4単位
教  室
304
科目区分
展開科目
使用言語
Japanese
科目コード
LAW-LAW3911J
Course Title
Seminar on Theory of Public Policy & Administration
Course Overview
Seminar on Public Policy & Administration of Central and Local Government.
履修条件
毎回欠かさず出席する「熱意」
毎回テキストをしっかり読みこみ、報告等の際にも決して手を抜かない「実直さ」
公共政策と地方自治をめぐる動きに関心を払い、その重要性を学びたいという「向上心」
ゼミ合宿や飲み会など、日頃の付き合いを大事にする「人間性」

これらを有していない方(たとえば、安易に飲み会を欠席するような方)は固くお断りします。
逆に、これらを有していれば、現段階での学識レベルは問いません。
授業の目的
日本の政府体系(Governmental system)の変動は三つの軸でとらえることができます。
第1に、「行政主導から政治主導へ」という方向性です。
第2に、「中央集権から地方分権へ」という方向性です。
第3に、「官から民へ」という方向性です。

こうしたそれぞれの方向性に基づく改革の内実を学ぶとともに、それに伴う課題やその解決策を考えるのが、このゼミの目的です。
同時に、行政学や公共政策論の諸理論についても学んでいただきます。

最終的にゼミ論文(400字×30〜50枚程度)を執筆してもらい、それを論文集としてまとめます。
(4年生の場合および3年生のうち単年度受講を希望する人の場合は1年目で、3年生のうち2年間受講する予定の人は2年目で提出します。)
論文提出予定者には、12月末に一旦論文を提出してもらいます。
私がそれに赤を入れて、年明けに返却しますので、年度末に修正した論文を再提出してもらいます。

「知識の蓄積」だけでなく、「物の見方」や「論理的思考」を身につけてもらいたいと思っています。
授業の概要・計画
年間を通じて、知識や論理的思考を獲得することを目的として、<地方自治論><行政学><組織理論(経営学)><公共政策学><政治学><政策法務>に関する書籍を輪読します。

夏と春先の計2回、ニ泊三日でゼミ合宿を行います。
(ちなみに、例年、夏春いずれか1回は、グリーンツーリズムで有名な大分県安心院に行き、現地ヒアリングをしています。)

そのほか、
@自治体職員の方々の主催する研究会(政策法務@ふくおか)への参加
A自治体職員の研究グループや他大学の学生たちとの合同ゼミの実施
(2016年度は、熊本地震でボランティア活動を行った熊本県立大学や北九州市立大学の学生たちをゼミに呼び、交流を深めました。)
B自治体との連携による現地調査
(2016年度には、対馬市の学術研究等奨励制度を利用し、現地調査を行い、廃校利用についての政策提案を行いました。)
…といった機会も随時設けます。

要するに、理論と現実の双方を扱い、また、机上の学問にとどまらず現場をも大事にするのが、このゼミの特徴です。
授業の進め方
毎回、担当者にレジュメ報告してもらい、それを受けてみんなで議論をします。
教科書・参考書等
皆さんの問題関心を確かめた上で、提示したいと思います。
成績評価の方法・基準
出席50%、報告内容25%、積極性・真摯さ25%
その他(質問・相談方法等)
最後まで全うしていただければ、思考能力・知識の倍増は保証します。
やる気のある方の参加をお待ちしています。
事前/事後学修