民法演習

最終更新日:2017年8月21日

授業科目名
民法演習
標準年次
3・4
講義題目
民法判例研究
開講学期
通 年
担当教員
七戸 克彦(SHICHINOHE K.)
単位数
4単位
教  室
105
科目区分
展開科目
使用言語
Japanese
科目コード
LAW-LAW3911J
Course Title
Seminar on Civil Law
Course Overview
Seminar Study on Civil Law as a whole, including study on Family Law.
履修条件
 例年、受講者全員が、3年秋の法科大学院「飛び入学」受験者、4年春の司法試験「予備試験」受験者であるため、同じような進路・学習計画をもっている人を望みます(ゼミ出身者は、ほぼ法曹になります。同期全員が司法試験に合格した期もあります)。
 また、教師の能力的な限界から、各学年6〜7人を教えるのが精一杯ですので、3年に関しては、@「早期卒業制度T」による「早期卒業希望者登録」を行い(『2016学部学生便覧』26頁参照)、かつ、A九州大学ロースクールの「飛び入学」試験の書類審査を通過する程度のGPAを有している人に限定し、4年に関しては、@ロースクール進学希望者であって、かつ、A法曹としての適性のある人に限定したいと思います。
 【2016年12月16日(金)追記】……今年度の4年生(3年入ゼミ時7名)の進路は、3年修了時に九大ロースクール飛び入学2名、4年次九大ロースクール合格4名(うち3名は東大・一橋・阪大にも合格)、残り1名は就職(福岡銀行)。なお、今年度の3年生(11名)のうち4名は、九大ロースクール飛び入学合格。
授業の目的
 法曹分野に進むために必要な知識・技術を、学部の早期段階より身につけることを目的とします。具体的には、法律知識の習得というインプットの側面に加えて、アウトプット側の次の2点に関する技術の習得を目標とします。(1)レポート・論文の作成能力の習得(2)発言・ディベート能力の習得。
授業の概要・計画
(1)レポート・論文の作成(答案練習)――毎週、ゼミ当日の13:00までに、課題(手書き)を研究室に提出してください(なお,課題レポートの作成には、半日以上かけないでください。限られた時間内に答案をまとめる能力を養うことが重要ですし、また、皆さんには、他にやるべき事柄がたくさんあります)。
(2)報告・討論(口述練習)――毎週の演習(ゼミ)においては、任意に数名を指名し、作成したレポート内容につき報告ならびに参加者全員による質疑応答を行います。
(3)このほかに、自分たちの能力が全国レベルでどの程度にあるかを確認する目的で、年3回程度、関東(慶大)・関西(インカレ民法討論会)その他の地域の大学(北大)と合同ゼミ(対抗討論会)を行います。
授業の進め方
(1)3年ゼミでは、『民法判例百選T総則・物権』『同U債権』の「総潰し」をします。
(2)4年に進級した後は、『民法判例百選V親族・相続』の「総潰し」と、最近の『重要判例解説』登載判例を扱います。
 3年生と4年生では、学力が格段に違うため、各学年別ゼミで行います。
教科書・参考書等
 提示された課題に対して、各自が必要と考えた文献・資料を参照してください。適切な資料を選択・収集することもまた、習得すべき技術の1つです。
成績評価の方法・基準
 平常点(レポートの内容・ゼミでの発言・遠征での発言等)により採点します。
その他(質問・相談方法等)
 ゼミで一番偉いのは、現役法曹のOB・OGの人たちで(ざっと数えたところで50人はいます)、教師はまったく偉くありません。OB・OGが直接学生の指導に当たってくれるので、現役学生の意識は格段に向上するようです(教師が指導するより、はるかに効果があるようです)。
 例年、OB・OGからの希望は、意識が高く、かつ性格の良い人材を入れてくれ、とのことです。
事前/事後学修