国際政治学

最終更新日:2017年9月27日

授業科目名
国際政治学
標準年次
3・4
講義題目
国際社会の規範と動態
開講学期
後 期
担当教員
大賀 哲(OGA T. )
単位数
4単位
教  室
201(火・2)、102(金・4)
科目区分
展開科目
使用言語
Japanese
科目コード
Course Title
International Politics
Course Overview
This course introduces students to an overview of the theories and methods of International Politics/ International Relations and incorporates extensive data (quantitative and qualitative). The course provides four basic theories (Realism, Liberalism, Marxism, and Constructivism) and four basic methodologies (bibliographic survey, constructing/ testing models, quantitative and qualitative analysis). Students will come to understand the triangular relation among theory, methods, and data, and they will examine the major theoretical propositions by using specific methodologies for data analysis. The course will introduce concepts like actor, preference, structure, levels of analysis, international system, and international order as a main framework for analyzing International Politics/ International Relations.
履修条件
とくにありません。

※本講義は教職課程「教科に関する科目」でもあり、他学部生も多く受講することから、初学者を対象とした講義になります。本講義の履修に先だって関連する政治学系科目を履修している必要はありません(政治学や国際政治学の知識がまったくない状態で履修しても、授業内容をきちんと理解し、課題等相応に取り組めば単位取得できる程度の内容です)。

※法学部以外の学部・課程(大学院含む)から本講義を受講する場合、事前に履修許可等を教員に求める必要はありません(標準年次以外での履修を希望する場合も同様です)。

※Moodleに「2017年度後期・国際政治学(大賀哲)」というコースを作っています。受講希望者は各自自己登録をお願いします。
授業の目的
本講義の到達目標は以下の通りです。

【知識・理解】
国際政治(学)の理論・方法論・歴史および個々の事例について、文脈を踏まえた正確な知識や理解を得ること。

【専門的技能】
国際政治学の理論に基づいて問い・仮説をたてそれを分析する能力(具体的な国際問題を対象として、国際政治学理論に基づいて問い・仮説を設定し、特定の方法論(量的・質的方法)を用いてその妥当性を検証する能力)を得ること。

【汎用的技能】
研究設計に基づいて分析する能力(理論・方法・データの関係性を理解し、理論に基づいて問い・仮説を設定し、特定の方法論を用いてその妥当性を検証する能力)を得ること。

【態度・志向性】
研究設計に基づいて事象の分析を行うという態度(とくに理論・方法・データに基づいて分析を行う態度)を培うこと。
授業の概要・計画
本講義は三部構成です。第T部では国際政治学の理論、第U部では方法論、第V部では国際政治の個別具体的な論点を理論と方法を用いて検証します。

第T部 国際政治学の理論
1)国際政治学の成立
2)リアリズムT
3)リアリズムU
4)リベラリズム
5)マルクス主義
6)構成主義

※第7回はゲストスピーカー
(吾郷眞一・九大名誉教授/立命館大学教授・国際経済法)

第U部 国際政治学の方法
8)数理分析
9)計量分析T
10)計量分析U
11)内容分析
12)計量テキスト分析
13)事例研究
14)言説分析
15)フィールドワーク(参与観察・インタビュー)

第V部 個別論点
3回で1テーマを扱います。それぞれ@文献調査・モデルの検討、A計量分析、B事例研究を行います。
16)〜18) 国際社会
19)〜21) 安全保障
22)〜24) 対外政策
25)〜27) 地域主義
28)〜30) 人権・人道
授業の進め方
レジュメや資料等はオンライン(Moodle)でデータ配布します。紙媒体のものは配布しません。
教科書・参考書等
教科書はとくに指定しません。参考文献は授業の中で紹介します。
成績評価の方法・基準
以下の(1)〜(3)を合算して成績評価を行います(但し、合計点が100点を超えても100点として評価します)。(1)〜(3)の具体的内容および採点基準については初回講義で説明します。

(1)レポート課題(課題1・2が各20点、課題3が40点=80点)
各部の終わりにレポート課題を課します(計3課題)。

(2)質問点(2点×16回=32点)
Moodle経由で質問を受け付け、質問点を評点に加算します。

(3)ゲストスピーカー論点整理(10点)
授業のなかでゲストスピーカーを呼ぶので(第7回)、講演内容についての論点整理の課題を課します。
その他(質問・相談方法等)
・講義後およびメール(toga@law.kyushu-u.ac.jp)での質問を受けつけます。

・来年度以降、国際政治学T・Uのように2単位科目ずつに分割する可能性があります。

・当初予定していた在外研究を半年間短縮して帰国したため、2017年度後期は休講・補講が非常に多くなっています(詳細は掲示板等で確認してください)。
http://www.law.kyushu-u.ac.jp/faculty/facutools/displaynews.php?id=1978

なお、主な補講日は以下の通りです。
10月10日(火)1限
10月11日(水)4・5限
10月20日(金)1限
10月25日(水)4・5限
11月1日(水)4・5限
11月29日(水)4・5限
12月13日(水)4・5限
1月10日(水)4・5限
事前/事後学修