民事訴訟法実務特殊講義T

最終更新日:2018年3月16日

授業科目名
民事訴訟法実務特殊講義T
標準年次
3・4
講義題目
民事訴訟法実務
開講学期
前 期
担当教員
春田 久美子 (HARUTA K.)
単位数
2単位
教  室
106
科目区分
展開科目
使用言語
Japanese
科目コード
LAW-LAW3721J
Course Title
Special Lecture on Civil Procedure Law in Practice T
Special Lecture on Civil Procedure Law in Practice T
Special Lecture on Civil Procedure Law in Practice T
Course Overview
Special Lecture on Civil Procedure Law in Practice T
履修条件
何年生でも可(学部2年生から大学院生まで幅広くOK!)。この授業は、双方向型・参加型の場面が多いので、積極的に参加していただける方を歓迎します。
授業の目的
 法曹を目指す方に限らず、民間企業や公務員、経営者や研究者を目指す方など進路に関係なく、リアルなケース、すなわち、現実に裁判所に提起されている民事裁判の具体的ケース(離婚や遺産相続など人事裁判や行政事件も必要に応じて適宜取り扱います。)を素材に、〈民事訴訟法〉の基本的な概念や考え方を実務に則してダイナミックに学ぶことを目的にします。
実社会の中で、法律がどのように活きているのか、訴訟の場面はどのように展開していくのか、法律実務家(裁判官や弁護士)は、そこにどのように関わっているのか、あるいは法律の素人である一般市民は、どのようなことを留意したらよいのか等々が自然と身に着けられるような授業を目指しています。

授業の概要・計画
 できる限りタイムリーで具体的なケース(裁判になった事件)を素材に、その裁判の背景を考え、関連する法令・判例にも触れながら、「これって、具体的にどういう意味だろう?」「あなたなら、どう考える?」などと講師が問い掛け、受講生と対話しながら授業を進めます。このプロセスを繰り返すうちに、自然と自分自身の言葉でかみくだいて説明できるような力が身に着けられるはずです。
〈民事訴訟法〉という手続法ならではの考え方や特徴を学び、かつ、実体法との違いも意識しながら、教科書だけでは学べない“民事裁判の実態”を把握できるような授業です。
授業の進め方
 授業の冒頭には、毎回〈法律クイズ〉を学生さん各自に出題してもらい、かつ、解説まで一通りしていただくコーナーが恒例になっています。
各回ごとに(おおよそ教科書の目次の流れに沿って)テーマを設定しますが、なるべく学生の皆さんにとって身近で、かつ、興味の持てそうな事例を素材にした資料(レジメと資料、ワークシート等)をこちらで用意し、アクティブ・ラーニングの手法を多く採り入れて進めます。教科書には書かれていない実務家ならではの体験談もお伝えします。
  ほぼ毎回の授業で、全員に発言していただきますし、グループごとのワークショップもたくさん取り入れ、“議論”をしながら考えを深めていくアクティブ・ラーニング形式で進めていきます。徹底的に自分の頭で考えてもらう!を信条としています。

教科書・参考書等
 特に指定はしませんが、概説的なものでも構わないので、最低一冊は〈民事訴訟法〉の教科書を用意して下さい。また、授業の際は、ポケット六法の類は持参されるようにお願いします。原則として、授業中は調べ物をするためのスマートフォンなどの使用は控えていただいています。正解を調べることが目標ではないからです。
成績評価の方法・基準
◆試験は行いません。また、前期完結型、後期完結型の講義を予定していますので、希望者は、前期か後期のいずれか一つを選んで受講して下さい。
 ◆毎回、出席カードに、当日の感想等を書いて提出してもらいます。
 ◆上記出席カードの提出状況や、講義中の参加態度、日頃の発言状況などを加味して、総合的に評価をします。
その他(質問・相談方法等)
講師は、弁護士12年目ですが、元裁判官として10年の経験があります。Judgeをしていた立場からのお話しも適宜交えてお伝えしますね。たくさんの学生諸君と授業にて出会えることを楽しみにしています!
事前/事後学修