アジア法

最終更新日:2018年6月13日

授業科目名
アジア法
標準年次
3・4
講義題目
韓国の法事情ー日本法との関連
開講学期
前 期
担当教員
鄭 鐘休
単位数
2単位
教  室
305
科目区分
展開科目
使用言語
Japanese
科目コード
Course Title
Asian Law
Course Overview
This lecture will be on the past, present, and future of Korean Law, surveyed in comparison with Japanese Law. Students are expected to broaden and strengthen their knowledge of Japanese Law seen through the lens of Korean Law.
履修条件
原則として3・4年生を対象とするが、意欲のある2年生の受講をも歓迎する。
授業の目的
韓国法の事情を、その過去・現在・未来に分けて、日本法との関わりを念頭に置く形で、講義を進める。民法に重点を置く。日本法という窓を通じて、韓国法を見る。韓国法という窓を通じて、日本法を見る。韓国法を素材にして、日本法についての認識の地平を広め且つ深めることを目指す。
授業の概要・計画
プロローグ ― 韓国と日本、21世紀の新協力関係を目指して (2時間)
第1章 韓国法の過去 −日本法との関連
1.韓国における伝統法と近代法 (4時間)

第2章 韓国法の現在 −日本法との比較
2.韓国憲法と憲法裁判 (2時間) 
(補:「個人の尊厳」か「人間の尊厳」か)
3.韓国民法と民事裁判 
1)韓国家族法の発展(憲法と民法) 韓国民法改正作業の現状 (2時間)
2)債務不履行の要件と効果(日本改正債権法と韓国民法改正案の比較) (14時間)
4.韓国の司法制度と法曹養成 (2時間)
5.韓国人の法意識 (2時間)

第3章 韓国法の未来 −日本法との協力
6.総括(韓国法と日本法の将来)(2時間) 憲法と民法・多数決の限界・民法の理念
*学生諸君の受講目的を考え、必要に応じて、講義の順序や内容につき、運用の妙を図る。
授業の進め方
講義形式とともに対話形式の授業を行う。

教科書・参考書等
教科書は、特に定めない。最初の時間に詳細な資料を配る。民法、とりわけ損害賠償と解除のためには、日本民法(学)の学習資料を用意する。
成績評価の方法・基準
出席を中心とする平常点20点、授業への参加度30点、定期試験50点の割合で、総合評価をする。
その他(質問・相談方法等)
法学部生の受講のみならず、非法学部生の単なる聴講をも歓迎する。
事前/事後学修