Course Title |
Civil Law III |
Course Overview |
Law of real security, General principles of obligations |
履修条件 |
民法I・IIの学習が終了していること。 |
授業の目的 |
「民法」は5つの編で構成されている。第1編「総則」(1〜174条)、第2編「物権」(175〜398条の22、第3編「債権」(399〜724条の2)、第4編「親族」(725〜881条)、第5編「相続」(882〜1044条)である。この授業は、第2編「物権」の第7章〜第10章(295〜398条の22)と、第3編「債権」の第1章(399〜520条の20)を対象とする。この授業の目的は、講義対象範囲につき、以下のことを達成することである。
1 知識・理解 制度の趣旨についての正確な知識を得て、それを正しく理解すること。
2 専門的技能 現代社会の民事紛争を適切に解決することができる専門的技能を身につけること。
3 汎用的技能 比較法的・歴史的視点を理解することで、汎用的技能を獲得すること。
4 態度・志向性 講義中の質問に対して、その場で考え、正確な解答をすることができる能力を身につけること。
【本講義は、現行法ではなく、改正法にもとづき、する。】 |
授業の概要・計画 |
[債権総論] 第01回 はじめに・序論・債権の目的(1) 第02回 債権の目的(2)・債権の効力(1) 第03回 債権の効力(2) 第04回 債権の効力(3) 第05回 責任財産の保全(1) 第06回 責任財産の保全(2) 第07回 責任財産の保全(3) 第08回 多数当事者の債権関係(1) 第09回 多数当事者の債権関係(2) 第10回 多数当事者の債権関係(3) 第11回 債権譲渡と債務引受(1) 第12回 債権譲渡と債務引受(2) 第13回 債権の消滅(1) 第14回 債権の消滅(2) 第15回 債権の消滅(3)
[担保物権法] 第16回 序論・抵当権(1) 第17回 抵当権(2) 第18回 抵当権(3) 第19回 抵当権(4) 第20回 抵当権(5) 第21回 非典型担保(1) 第22回 非典型担保(2) 第23回 非典型担保(3) 第24回 留置権 第25回 先取特権・質権 第26回 予備日 第27回 予備日 第28回 予備日 第29回 予備日 第30回 予備日 |
授業の進め方 |
レジュメを用いて、講義をする。 |
教科書・参考書等 |
特に指定しない。自分の将来の目的に沿った教科書等を利用してもらって構わない。推薦する教科書等については、初回の講義で説明する。 |
成績評価の方法・基準 |
成績は、学期末試験の結果のみに基づき決定する。学期末試験は、2018年度前期の「前期定期試験期間」中にすることを予定している。 学期末試験の採点は、「授業の目的」であげた4つの目的が達成させているかどうかを重視して、する。 成績評価については、合格者(60点以上)につき、相対評価をする。一応の目安としては、合格者の上位者から、5%をA、25%をB、40%をC、30%をDとする。 |
その他(質問・相談方法等) |
出席は一切とらない。 学習にあたっての質問は随時受け付ける。メール(kayama【アットマーク】law.kyushu-u.ac.jp)でも構わないし、研究室に来てもらっても構わない。講義終了時の質問も可。アポは不要。 |
事前/事後学修 |
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