民法演習

最終更新日:2017年11月24日

授業科目名
民法演習
標準年次
3・4
講義題目
インターネットと民事責任
開講学期
通 年
担当教員
田中(教 雄)(TANAKA N.)
単位数
4単位
教  室
E102
科目区分
展開科目
使用言語
Japanese
科目コード
Course Title
Seminar on Civil law
Course Overview
We will discuss civil liability on the Internet.
This course aims to enable students to analyze the civil liability.
履修条件
 充分な準備をして出席し,積極的に討論する人の参加を歓迎します。
授業の目的
 民事責任に関する専門知識を確実なものとし,インターネットに関係する民事的な諸問題を的確に分析・説明できること(「知識・理解の観点」)。
 専門知識を自立的・主体的に学ぶ基盤的能力及び柔軟で批判的・創造的な思考力に裏打ちされたコミュニケーション能力・情報発信能力を身に付けること(「専門的技能の観点」)。
授業の概要・計画
 たとえば電子商取引,インターネット上の名誉棄損など,インターネットの利用に関係して様々な問題が生じます。
 これらの問題は,身近な問題であるとともに,特に電子商取引等は企業にとっても重大な関心事です。また,行政機関にとっても重大な関心事であり,消費者庁,国民生活センター,自治体の消費者センターなどによって,繰り返し注意喚起が行われています。
 いずれの問題も,民法の適用が考えられますが,インターネットの利用に関係した諸問題の実態とその法的規律を調べ検討することにより,どのような民事責任が発生するのか,また,その際の法的な課題は何か,を明らかにします。
授業の進め方
 数人によるグループで報告等を分担し,共同して『ゼミ論文集』を作成します。
 前期は,インターネットによって生じる民事責任に関係する諸問題を取り上げて,3人〜4人程度のグループで分担し,そもそもどのような問題が生じているのか,それについてどのような法的規律がされているのか,判例や学説はどうなっているのか等の調査を行ってもらい,レジュメを配布したうえで報告してもらいます。
 後期は,前期で取り上げたテーマについて,補充的な調査をしたうえで,原稿を提出してもらい,全員で検討のうえ,原稿を確定し,『ゼミ論文集』を作成します。
 ゼミの時間が30分程度延長されることがあります。
教科書・参考書等
 特にありません。
 文献の調べ方・読み方,報告の仕方,論文の書き方などについては,参考資料を配布します。
成績評価の方法・基準
 出席,報告,討論,受講態度,貢献度を総合して評価します。
その他(質問・相談方法等)
 ゼミ旅行の様子などについては,http://cuiacu.yukihotaru.com/daigaku/tanaka.htmlを参照してください。
事前/事後学修