家族法

最終更新日:2018年3月28日

授業科目名
家族法
標準年次
3・4
講義題目
家族法
開講学期
後 期
担当教員
田中(教)・小池 (TANAKA, N・KOIKE, Y)
単位数
4単位
教  室
E109
科目区分
展開科目
使用言語
Japanese
科目コード
Course Title
family law
Course Overview
This course provides students with the basic structure of family law and social and legal functions of families.
履修条件
特になし。民法1を履修していることが望ましい。
授業の目的
家族法に関する条文及び基本判例の知識の習得・理解してもらうことを目的とする。その際、家族法・相続法それぞれの全体像を把握し、条文及び基本判例の知識を体系的に整序して理解してもらうよう努める。これを前提として、さらに、基本的知識をもとにして簡単な事例を解決する能力を養うことも目的とする。
授業の概要・計画
(親族法)
第1回 親族法概論
第2〜6回 夫婦関係(成立、内容、解消)・婚外関係
第7〜12回 親子関係(実親子関係、養親子関係、親権)
第13回 後見・扶養
第14・15回 まとめ

(相続法)
【第1回】はじめに,1相続の開始と相続人
【第2回】1相続人
【第3回】2相続分
【第4回】2相続の効力
【第5回】2遺産分割
【第6回】6相続回復請求権
【第7回】1相続の承認と放棄
【第8回】1相続の承認と放棄(2),2財産分離
【第9回】3遺言
【第10回】3遺言の方式及び効力
【第11回】4遺贈,3遺言の執行
【第12回】5遺留分
【第13回】5遺留分(2)
【第14回】【第15回】相続法の諸問題
 (1)民法(相続関係)等の改正
 (2)特定の財産を特定の相続人に「相続させる」遺言
 (3)事業承継と遺留分
授業の進め方
(親族法)
 各自が教科書の該当箇所を予習してくることを前提に、簡単なレジュメに基づいて解説を加える。

(相続法)
「講義資料」に沿って講義形式で行ないます。
 講義には,教科書・六法・「講義資料」を持参してください。
教科書・参考書等
教科書は、内田貴『民法W改訂版』(東京大学出版会)、または、前田・本山・浦野『リーガルクエスト民法Y親族相続 第3版』(有斐閣)。なお、それぞれ最新版を用いる(授業開始までに新しい版が出版される可能性があるので注意すること)。
 相続法の講義において潮見佳男『民法(全)』(有斐閣,2017年)を使用しますが,一部しか使用しないため,各自の判断で,同等程度以上のものを教科書としても構いません。

参考書は、民法判例百選V〔第2版〕(有斐閣)。
成績評価の方法・基準
定期試験で判定する。
定期試験では、穴埋めや正誤問題等により、条文及び基本知識の理解・定着度を評価する。さらに、簡単な事例の解決方法を問う問題によって、習得した知識を活用して初見の問題に対応する能力を評価する。
その他(質問・相談方法等)
質問等は授業後及びオフィスアワーで受け付ける。
事前/事後学修