紛争管理論

最終更新日:2018年3月9日

授業科目名
紛争管理論
標準年次
3・4
講義題目
裁判外紛争解決手続の理論・実態・技術
開講学期
後 期
担当教員
入江 秀晃(IRIE H.)
単位数
4単位
教  室
E112
科目区分
展開科目
使用言語
Japanese
科目コード
Course Title
Conflict Management Theory and Dispute Resolution Practice
Course Overview
This lecture will provide the opportunity to understand theory of conflict management as well as practical mediation skills.
履修条件
特に定めません。他学部受講者、2年生も歓迎します。
授業の目的
紛争管理(conflict management)の理論と、調停技法(mediation skills)、裁判外紛争解決手続(Alternative Dispute Resolution)を学びます。ロールプレイなどの体験的な学習、グループ報告などの学生主体の活動を通じて、認知的にとどまらず、「態度を学ぶ」ことも目的とします。
授業の概要・計画
・紛争管理論(Conflict Management)の基礎的な理論
・調停(Mediation)の技法
・具体的な紛争解決手続(Dispute Resolution Process)等の現状と課題
を、この順で学びます。
授業の進め方
基礎的な知識を提供するために、教員による講義も行います。この説明に用いるパワーポイントは、Webサイトで提供します。期間中に小テストを2回実施しますが、解説した内容を正しく理解しているかについての基礎的な内容になります。

ライフスキルとも言われ、社会人としても様々な活用シーンが期待できる調停技法を修得するために、かなり時間を取って、体験・参加型のスキルプレイ、ロールプレイといった活動を行っていただきます。他の講義の雰囲気とは多少異なるでしょうが、手順については丁寧に説明した上で実施するので、心配されずに参加してください。

現実の紛争解決手続(ADR)等について、課題論文をプレゼンテーションしていただく機会も作ります。

各講義の最後の5分程度を使って、ふりかえりを記入していただきます。(出欠確認あり)
教科書・参考書等
調停技法に関するテキストとしては、教員の連載記事「調停技法誌上講義」(JCAジャーナル)を電子ファイルとして参加者に配付します。
その他の参考文献として、レビン小林久子『解説同席調停』(日本加除出版)、山田文・山本和彦『ADR仲裁法』(日本評論社)を挙げます。
学生報告用の文献についても、電子ファイルとして提供します。
成績評価の方法・基準
小テスト4割、報告3割、授業への参加3割とします。
グループ報告は、学生同士のピア評価を反映します。
概念や理論を正しく理解しているか、実務的に重要となるポイントに対する知識が身についているかとともに、技能及び態度に関しても評価対象とします。
その他(質問・相談方法等)
質問等は、授業時間後を含め適宜受け付けます。研究室への訪問も歓迎いたします。(訪問については、メールでのアポをお勧めします。)
事前/事後学修